関西3生協 東北応援バスの取り組み

被災地の今を知り、応援するためのボランティアバスです。(2017年度をもって運行は終了しました)

東日本大震災のあった2011年の翌2012年度より始まった「関西3生協・東北応援バス」は、現地の状況に合わせて運行し続け、旧「岩手ボランティアバス」から、のべ68回・2,961名(うちパルコープ1,609名)の組合員さん及びそのご家族が参加されました。

※2017年度に行った「東北スタディ研修(民泊体験)」含む

震災から7年が経過し、被災地の状況も大きく変化しています。東北被災地の復興状況を踏まえ、2017年度をもって、おおさかパルコープ・大阪よどがわ市民生協・ならコープの3生協で行ってきた「関西3生協・東北応援バス」は終了しましたが、これからも関西でできる活動を継続していきます。

岩手から関西のみなさんへメッセージ

千葉鈴子さん
(NPO法人「遠野山・里・暮らしネットワーク」・大槌スタッフ)より
 おおさかパルコープ組合員様。長い間のご支援と岩手に来て頂き有り難うございました。復興応援バスで皆さんとお逢いする事が楽しみと励みでした。
 大槌は1歩1歩、復興を続けています。被災地の漁業はホタテ・ワカメなどの養殖は震災前の漁獲に戻っていますが「イカ・サンマ・鮭」は不漁で大槌発祥の南部鼻曲がり鮭(新巻鮭)作りも鮭が獲れず漁師さん、水産加工所も困惑しています。
 また、大槌にお越しの際は、ほうらい蓬莱島(ひょっこりひょうたん島)まで歩いてお腹を空かせて、四季折々の海の幸を召し上がって頂ければ幸いです。大阪の方々には大変、お世話になり「人と人のつながり」の大切さに感謝しこれからも頑張っていきます。

小澤ゆう子さん、佐藤喜広さん
(NPO法人「遠野山・里・暮らしネットワーク」・陸前高田スタッフ)より
 震災直後から長きにわたりご支援頂き本当にありがとうございます。
 3月11日で7年を迎える陸前高田ですが、新しい商業施設や公営住宅、そして新しい家々。仮設住宅も次々と撤去が進んでいます。私たち2人も含め、以前の街並みを知る人達にとっては複雑な思いもあります。だからこそ住民の方々同士のコミュニティ作りを遠野山里ネットとして、これからもお手伝いさせて頂けたらと思っています。
 大阪から岩手は近い距離ではありませんが、復興を果たしつつある陸前高田を是非見に来てください。街並みは変わっても、変わらない笑顔で皆さんのお越しをお待ちしております。

浅沼亜希子さん
(NPO法人「遠野山・里・暮らしネットワーク」 理事)より
 パルコープの組合員さんそして職員の皆さまには、本当に息の長い東北への思いを有難うございます。これで急にご縁が切れる訳ではないと理解しているのですが、それでも一旦区切りの時期が来てしまった事には、一抹の寂しさを感じ得ずにはいられません。
 皆様に励まして頂いた山里ネットのスタッフの内、物資支援班として被災地の混迷期をきめ細かく支えた沿岸スタッフの家族も、新たなステージに進まれようとしています。スタッフの子ども達も各地の学校の部活動等で新しい町づくりを担っています。
 災害大国の日本では、新たな悲しみは避けられないけれど、皆様の様に迅速に思いを寄せる姿勢を忘れる事なく、私たちの活動は続きます。

これまでの活動レポート

2017年度

2016年度

2015年度

2014年度

2013年度

2012年度