2018年03月16日

2017年度パルコープ・よどがわ生協・ならコープ「第2回 東北スタディ研修(民泊)」の様子

<2017年8月25日(金)~29日(火)>

3生協あわせて15名の組合員さんと2名の事務局で参加しました。

「東北スタディ」とは
現地住民の方の自宅に宿泊(民泊)体験させていただくとりくみ。お客様としてではなく受け入れ家庭の皆さんと一緒に普段通りの暮らしを体験し、同じ時間を過ごします。体験することで受け入れ家庭の収入、地元の復興にもつながります。
岩手県陸前高田市の社団法人「マルゴト陸前高田」さんにコーディネートを依頼し、組合員さんとご家族の参加を呼びかけています。

今回、2回目の民泊体験。4班に分かれて広田半島の4軒のご家庭へ。
前日には緊張した様子も、2日目には一晩で泊めていただいた方ともすっかり打ち解けて、各家笑い声に溢れていました。

■佐々木さん宅
ご近所の漁師さんが駆除のために捕ってこられたウニを割ってその場でいただきました。夜は佐々木さんのお宅の庭先でバーベキュー。
(※繁殖しすぎたウニは、海藻類の保護と来年の収穫のために駆除しています)

■蒲生さん宅
家のそばで生えているクルミの実を採りました。クルミはこの地域のおやつである「なべ焼き」に入れて食べます。採れたてのクルミの中身はしっとりとして、そのままでもおいしくいただきました。

■村上さん宅
朝から駆除したウニや、収穫したトウモロコシをすぐ茹でていただきました。広田半島の住民の方と関東の大学生の交流会にも参加させていただきました。

■佐藤さん宅
大船渡の「秋刀魚祭り」、箱根山の「気仙大工左官伝承館」に行きました。語り部の武蔵さんから気仙大工の心意気やその背景について伺いました。

参加者された方の感想

実際に、広田町で民泊させていただいて、私と同じ世代の県外の若い応援者の方々の姿にとても刺激を受けました。
お世話になったお宅の佐々木さんとその応援者の方々との生活がとても密接に関わっていて、若い人のまちづくりへの姿の影響力の大きさを目の前で感じることができました。佐々木さんは、「言い方は悪いかもしれないけど、津波があったからこそこの若い人達に出会えてまちづくりができているし、民泊にも来てもらえている。歯を食いしばって頑張っているんじゃなくて、新しい出会いを楽しみながらやっている」と言っていました。
人との出会いやつながりがこれほども人を元気にさせ、生き生きさせているのだと気付き、素晴らしさを感じました。また広田町に行きたいなと思います。これからの広田町が楽しみです。
たくさんのことに気付き、有意義な東北スタディ研修でした。