2018年03月16日

2017年度パルコープ・よどがわ生協・ならコープ「第3回 東北スタディ研修(民泊)」の様子

<2017年11月3日(金)~7日(火)>

3生協あわせて26名の組合員さんと2名の事務局で参加しました。

「東北スタディ」とは
現地住民の方の自宅に宿泊(民泊)体験させていただくとりくみ。お客様としてではなく受け入れ家庭の皆さんと一緒に普段通りの暮らしを体験し、同じ時間を過ごします。体験することで受け入れ家庭の収入、地元の復興にもつながります。
岩手県陸前高田市の社団法人「マルゴト陸前高田」さんにコーディネートを依頼し、組合員さんとご家族の参加を呼びかけています。

3生協で約6年にわたって活動してきた「東北応援バス」が9月で最後を迎え、この「東北スタディ研修(民泊)」も今回で最後となりました。 ベテラン揃いの参加者で、現地見学(視察)後にそれぞれの民泊先へ行き、交流体験を行いました。 2日目・3日目ともなると、家族のかたともすっかり打ち解けて、各家庭で賑やかに本当の家族のように盛り上がっていました。

■武蔵さん宅(気仙町)
民宿を営んでおられる武蔵さん宅では、朝から海へ出向き漁のお手伝い。獲れたての立派なタコやほたてを運びました。
その後は、船着場でおかあさんお手製のパウンドケーキと伝統おかしの「ゆべし」をおいしくいただきました。

■蒲生さん宅(広田町)
「陸前高田市産業まつり」がたまたま開催されており、参加。陸前高田の特産品の牡蠣やほたて、りんご、ブランド米などが集まり、多くの人で賑わっていました。午後からは、蒲生さん宅の畑で収穫をお手伝い。

■金野(こんの)さん宅(米崎町)
りんご農家のお宅で、朝からトラックいっぱいになるまで収穫。3種類のりんごの食べ比べと、おかあさん手作りの伝統おかし「がんつき」もいただきました。

■村上さん宅(広田町)
塩もみしたタコを大きな釜でゆでました。釜は震災当時ライフラインが止まった時、お風呂を沸かしたりご飯を作るのにと活躍したそう。
電気が来ずに困ったということで発電機を震災後に購入され、昨年の台風で停電した際には大変活躍したそうです。

■畠山さん宅(広田町)
家の裏に生い茂る木々などの撤去作業をお手伝い。女性の一人暮らしで「どうしようもなく、あきらめていたがきれいになって感激です」と話されていました。台所へも光が差し込み、風通しも良くなりました。

■木村さん宅(広田町)
畑でキャベツやブロッコリーの収穫などをお手伝い。3日目は箱根山へ登頂し、陸前高田市・大船渡市のリアス式海岸が一望できました。

■佐藤さん宅(矢作町)
ご自宅の庭に散らばったたくさんの落ち葉かき。家族の方と大変仲良くなり、また是非来たいと約束されていました。

参加者された方の感想

津波被害のタピック45の震災遺構に入って見ると、テレビや新聞等報道とは異なった空気を感じました。
民泊に泊めていただきお手伝いのつもりが逆におもてなしを受けてしまい、心がいやされました。陸前高田がすごく身近に感じられるようになりました。
残念ですが今回が最後と言うことで今後はできるだけ東北産の物を買ったり少しでも応援していきたいと思っています。