生協からのお知らせ

2022年06月27日

第5回「広げよう!里親の輪を」

お話:大阪乳児院「里親支援機関おむすび」大句(おおく)さん

未来ある子どもたちのために、里親制度について知ることから初めてみませんか?

 近年、性別役割分担意識の変化や世帯所得の減少などの理由から子育て中の共働き世帯が急増しています。多様で柔軟な働き方の推進により、さまざまな子育て支援制度が拡充され、育児休業後も継続就業しながら子育ての時間確保ができる働き方の実現を目指す労働環境の整備も進んでいます。
 里親制度には興味はあるけれど、共働きで、実子がいる家庭でも里親になれるのか?そんな疑問をお持ちの方も多いと思います。厚生労働省の調査によると里子を預かる約4,700家庭の内、約44%は共働き、子育て世代家庭です。
 小学5年生の実子を育てながら、フルタイムでお仕事をされているKさんは養育里親(はぐくみホーム※)5年目のベテラン里親さんです。はぐくみホームは里子が18歳になるまでの長期間、子どもを預かりお世話をする里親だと思われがちですが、多様なニーズから短期間(数日程度)のみの預かりをお願いすることもあります。Kさんのご家庭には、里子を養育している他の里親が一時的な休息のための援助を必要とする場合に活用できる公的支援(レスパイト・ケア)の受け入れや、保護者の疾病や出産等の入院期間(数週間程度)Kさんのお宅から学校に通わせてもらう短期の一時預かりをお願いしています。

※はぐくみホーム...大阪府での「養育里親」の愛称

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里親制度には5つのタイプがあります。

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