生協からのお知らせ

2022年03月28日

第3回「広げよう!里親の輪を」

お話:大阪乳児院「里親支援機関おむすび」大句(おおく)さん

未来ある子どもたちのために、里親制度について知ることから初めてみませんか?

 子どもの健やかな成長に必要な4つの柱をご存じですか? ①よく眠る ②しっかり食べる ③ちゃんと遊ぶ ④愛されることこの4つの柱とともに『すべての子どもが自分らしく育つためには、あたりまえの生活を保障していくことが必要である』これは児童の権利に関する条約「子どもの権利条約」に明記されています。

 3歳まで乳児院で暮らしていたKくんは、昨年3月にMさんのお家にお引越しをしました。Mさんのお家は2階建ての一軒家で、ご夫婦と中2、中1、小4、小2、年長の男子ばかりの里子5人を預かり、通いの補助者とともに子どもたちを養育されています。Mさんご夫婦はファミリーホーム(小規模住居型児童養育事業)を運営されており、最大6名までの里子を「同居人」として迎え養育することが可能です。Kくんは里子たちと家族(きょうだい)のように寝食をともにしながら、毎日賑やかな大家族の末っ子としてのびのびと育っています。里子たちはそれぞれの実親の姓を名乗り、Mさんのお家から地域の学校に通っています。実名(姓と名)は里子のアイデンティティ(自己認識)の一部であり大切なものです。Mさんのお家ではみんなお互いに名前で呼び合い、ご夫婦も里子から愛称で呼ばれています。

過去の記事: 第1回  第2回

里親制度には5つのタイプがあります。

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