生協からのお知らせ

2022年01月31日

第1回「広げよう!里親の輪を」

お話:大阪乳児院「里親支援機関おむすび」大句(おおく)さん

未来ある子どもたちのために、里親制度について知ることから初めてみませんか?

 みなさんにとって家庭、家族とはどんな存在ですか? 親や兄弟姉妹がいて、温かい団らんがあり、自分の居場所がある環境...。そんな家族のカタチを思い浮かべる方がほとんどではないでしょうか。血のつながりや戸籍上の関係が発生しなくても、固定観念にとらわれずに、さまざまな事情で家族のあたたかさを知らない子どもを家庭に迎え、新たな家族のカタチを構築されている『里親家族』についてご紹介したいと思います。

 共働きで3人の子育てをされているNさんは、「子育てを通して社会・福祉に貢献したい」という思いから養育里親(はぐくみホーム※)に登録されました。生後1か月の頃から乳児院で生活していたYくん(当時2歳)を1年前に迎え養育されています。最初は家の中でもNさんの傍を離れず、初めての場所では不安な表情で泣くことも多かったYくんですが、生活に慣れてくるとわんぱくぶりを発揮し、その対応に戸惑うことも多くあったそうです。時には家族会議を開いて話し合うこともあるそうで「Yくんのおかげで家族の会話が増えました~」とNさん。頑張りすぎないことをモットーに、たくさんの愛情と安心・安全な生活環境の中、Yくんは地域の幼稚園に通いながら健やかに成長しています。

※はぐくみホーム...大阪府での「養育里親」の愛称

里親制度には5つのタイプがあります。

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