生協からのお知らせ

2022年04月25日

第4回「広げよう!里親の輪を」

お話:大阪乳児院「里親支援機関おむすび」大句(おおく)さん

未来ある子どもたちのために、里親制度について知ることから初めてみませんか?

 物心がつく前から施設で生活をしている子どもは、自分の生い立ちを知りません。出自や生い立ちを知ることは自分自身を知ることであり、自己形成の過程においては必要不可欠です。生みの親の情報や遺伝的ルーツを知りたいと思うのは当然のことであり、子ども自身が持っている権利でもあります。里親制度ではできる限り早期からその子が養子であることを伝え、それと同時にあなたは私たちにとって大切な存在と伝える「真実告知」が推奨されています。真実告知は日々の生活の中で丁寧に伝え、子どもの思いを受け止めていくことが大切です。
 3歳を迎えたMちゃんは、生後4か月でパパとママ(養親)に出会いました。誕生日をむかえるたびに、Mちゃんを生んでくれたお母さんへの感謝と、Mちゃんとの出会いから今日までをアルバムを見ながらふりかえり、お話をされているそうです。3歳のMちゃんなりに感じることがあった様子で、不安なのか抱っこばかり求められたそうですが、ある夜、「パパとママがいなくてあの頃さみしかった...」とMちゃん。「あの頃って感じで笑えました~~♪」とママからの報告LINEの文面からは、里子を想い、養親を慕う『あたたかい愛情』と『家族の絆』を感じることができました。

過去の記事: 第1回  第2回  第3回

里親制度には5つのタイプがあります。

詳しくはこちら

お知らせ一覧に戻る