組合員活動紹介

2025年09月22日

2025年ピースツアー・ピースアクション報告

「これからの平和をつくっていくためにより深く勉強をせねばと思いました」(参加者の感想より)

 パルコープでは毎年、「平和の大切さ」「被ばく体験を風化させず次世代へ伝える」ためピースツアーを行なっています。戦後・被爆80年の今年も被爆地のヒロシマ・ナガサキを訪れ、原爆のつめあと巡りや平和資料館などを見学しました。

ピースツアー ヒロシマ

8月5日~7日 参加11名

6日の夜は、参加者が思いを書いた「灯ろう」を元安川に流して、鎮魂と平和への願いを祈りました。

  • ホロコースト記念館では、ユダヤ人であるというだけで差別と迫害を受け600万人以上の生命が奪われた大虐殺(ホロコースト)の貴重な遺品や資料を展示。この日は地元中学生のガイドもありました。

  • 比治山(ひじさん)のふもとにある多聞院(たもんいん)では当時の破損した状態のままの鐘楼の天井などを見学。

 日本の地において、ホロコーストの歴史を紹介されている事を初めて知りました。展示物も本物である事や、アンネ・フランクのお父様とも運命の出会いをされていた事におどろきでした。平和記念式典にも参加させて頂き、広島県の平和を願う熱量を十分に体感しました。
(天王寺区・Oさん)

  • 爆心地から約2.2キロにある御幸橋では、被爆者が応急治療を受けている写真があり当時の様子を伝える(日本被団協元理事長の坪井直さん も写っています)。

  • 比治山陸軍墓地からは広島市の南が一望でき、かつて軍都だったことが見て取れる。

 参加する前は、戦争の事をよく知らなくて、日本で戦争のことがよく知れる場所といえば、原爆ドームが初めに頭の中にうかんでいて、戦争のことがもっとよく知れると思ったので、全力で学びました。参加した後、戦争の事を改めて絶対にしてはいけなくて、恐ろしいことだと思いました。
(此花区・Sさん 11歳)

日本生協連主催「虹のひろば」にて
(ピースアクション in ヒロシマ)

ピースツアー ナガサキ

8月8日~10日 参加17名

8月8日~10日 参加17名

片島(かたしま)魚雷発射試験場は、佐世保などの海軍工廠で製造された魚雷を実際に発射して、性能を確認するための場所であり、極秘扱いでした。

  • 原子爆弾による猛烈な爆風によって片方をもぎ取られた山王神社の一本柱鳥居(二の鳥居)。

  • 長崎被爆者慰霊平和祈念式典にも参列。

  • 爆心地から約500mにある浦上天主堂は、原爆で破壊・焼失。復元された建物の小聖堂に安置されている「被爆マリア像」も見学しました。

  • ▼電信室の中。

    旧佐世保無線電信所(針尾送信所)は、1922年に建造された無線送信所。第二次世界大戦後も1997年まで海上自衛隊および海上保安庁の無線施設として運用。

  • 無線塔の高さは約136メートル。電信室を中心に3本建っている。

 被爆マリアなどはレプリカもありますが、やはり実物とは訴える力が全く違うと感じました。目がなくなり黒くなった姿を見て、キリスト教徒でなくても人間の身勝手な暴力に心が締め付けられます。
 浦上天主堂の鐘が80年ぶりに2つ揃って鳴りひびき、様々な想いを巡らしながら参列した今回の式典は、一生忘れる事はないと思います。
(枚方市・Fさん)

 普通の観光旅行ではとばしてしまうような「原爆のつめあと」を訪れることができてよかったです。私の身近には戦争について教えてくれる人がいなかったので、本やテレビで見るぐらいの知識しかありませんでした。原爆のこわさを考えるきっかけになりました。これからの日本の平和をつくっていくために、より深く勉強せねばと思いました。
(守口市・Oさん)

※つめあと巡りの場所を訪れる際は、現地の状況を確認してください。

日本生協連主催「虹のひろば」にて
(ピースアクション in ナガサキ)

ピースアクション in ヒロシマ

広島県生協連と日本生協連が主催する「虹のひろば」への参加を中心に、地域の委員さんが10名参加しました(8月5日・6日)

パルコープのブースでは、各地域で制作した平和グッズもすべてお渡ししながら、作成した展示物を説明しました。

もう80年と長い時間が経ってしまって、当時の事をお話しして下さる方々も数少なく成ってきているので何とかしないといけないと思いました。小さな力ではあっても一人でも声をあげて行く事の大切さを感じました。

虹のひろばに到着するなり、ブース準備に取りかかりました。委員それぞれが手分けして和気あいあい展示に工夫。各地域で用意したコミュニケーショングッズを通して、他県の生協組合員さんと交流ができました。

「虹のひろば」の見逃し配信は特設ポータルサイトへ

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