組合員活動紹介
2024年09月23日
2024年ピースツアー・ピースアクション報告
「このツアーで少し人生観も変わりました」(参加者の感想より)
パルコープでは毎年、「平和の大切さ」「被爆体験を風化させず次世代へ伝える」ためピースツアーを行なっています。今年も被爆地のヒロシマ・ナガサキを訪れ、原爆のつめあと巡りや平和資料館などを見学しました。
ピースツアー ヒロシマ
8月4日~6日 参加4名
8月4日~6日 参加4名
ホロコースト記念館
第2次世界大戦中、ユダヤ人であるというだけで差別と迫害を受け600万人以上の生命が奪われたナチスによる大虐殺(ホロコースト)を知ることができる。遺族などから寄せられた貴重な遺品や資料をとおして歴史を学び、命の尊さを考えさせられました(写真右端は館長の吉田明生さん)。
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袋町小学校
爆心地から約460mの位置にあり、木造校舎が倒壊・全焼、唯一の鉄筋校舎は外郭のみを残し焼失。疎開せず残っていた児童のほとんどが一瞬にして命を失った。被爆した校舎の一部を保存した平和資料館には当時の柱や壁が展示され、そこに記された被爆者の消息などを知らせるための「伝言」などが残されている。
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平和記念公園レストハウス
地下にある展示スペースでは、建物内で唯一の生存者・野村英三さんの証言から被爆当時の様子を知ることができる(写真右端は現地平和ガイドの小西ヒサ子さん)。
広島平和記念資料館
核保有国が多い世の中、本当に広島・長崎の残酷さを伝えて、全世界の平和を願いたいです。猛暑の中、体力的には厳しかったですが、自分の日々の生活に感謝の気持ちでいっぱいです。このツアーで少し人生観も変わりました。
(守口市・Iさん)
語り部ボランティアガイドの方が、一つひとつ丁寧に説明してくださいました。どの場所に立っても原子爆弾の威力がとてつもないものだったことを感じさせられました。ほんの一瞬のことで生死を分けたのだけれど、生き残っても、焼け爛れた友だちや吹き飛ばされた建物の残骸などに茫然自失となって地獄を見たことだろうと思うと、胸が詰まりました。
(東淀川区・Iさん)
夏休みの思い出として平和祈念式に参加したことです。せんそうはぜったいしてはいけないし、広島や長崎にげんばくがおちて、たくさんの人が亡くなったことはわすれません。
(住吉区・Sさん 9歳)
ピースツアー ナガサキ
8月7日~9日 5名参加
浦上(うらがみ)天主堂
爆心地から約500mにあり、原爆で破壊・焼失。爆風で飛ばされた鐘楼ドームや、被爆遺構である聖人の石像(写真)、小聖堂に安置されている「被爆マリア像」も見ることができツアー参加者は手を合わせていました(写真奥は現地平和ガイドの福田弘子さん)。
日本生協連主催「虹のひろば」
会場ロビーに展示された「原爆パネル」でも原爆被害の実相を学ぶ。
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今年は長崎被爆者慰霊平和祈念式典にも参列。
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国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館
「永遠の会」の方の朗読は、この日、長崎市長が読み上げた平和宣言にも引用された福田須磨子さんの詩のひとつを紹介。原爆の非人道性をせつせつと訴えた詩に参加者は引き込まれて聴いていました(写真右端は朗読ボランティアの内村久子さん)。
「一人ひとりは微力であっても無力でない」という言葉を、(平和祈念式典で)高校生平和大使や長崎市長から聞き、力を合わせる・想いを共有することが大切と改めて感じました。
(枚方市・Sさん)
初めての長崎県できょうみしんしんでした。初めてすることや知ることがたくさんあったので、勉強になりました。私にとってとてもいいけいけんにんなりました。
(生野区・Cさん 10歳)
「虹のひろば」で斉藤とも子さん※の講演がとても心に残りました。斉藤さんが被爆者の方々と関わりを持つことを通して、生きることの意味に気づかれる様子がよくわかりました。平和祈念館では朗読を聴くことができ、お話もすることができたのはツアーに参加したからだと感じました。
(寝屋川市・Mさん)
※斉藤とも子さん...「父と暮らせば」の舞台などにも出演する女優。被爆者を演じたことで交流が始まり、平和を訴える活動を続けている。
ピースアクション in ヒロシマ
8月5日・6日
広島県生協連と日本生協連が主催する「虹のひろば」への参加を中心に、組合員委員さんが8名参加しました。
平和への想いをこめた展示、パルコープの熱い平和の願いが伝わります。各地域で制作した平和グッズもすべてお渡しすることができました
参加した委員さんの感想
平和へのメッセージを若い世代の人たちや、子どもたちも一生懸命書いてくれて、平和への関心を感じることができました。
70年以上も前の事を今は知らない人ばかりなのに、いつまで被爆の事をするの?という考えがありました。初めは全く関心がない状態(他人事のように)でしたが、色々なことを学び現実を知り、他人事ではないという気持ちの変化に気がつきました。
ピースアクションには全国の生協が参加されており、他生協の活動の一端を垣間見ることができました。
初めて平和祈念式典に参加。スクリーンを通してとはいえ、その場の雰囲気を肌で実感でき、核兵器廃絶への思いをさらに深く新たにしました。
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虹のステージでは被爆者から聞き取り絵に残す高校生の取り組みも紹介
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ピースアクション参加者のみなさん
平和を守る募金にご協力お願いします。
「平和を守る募金」は、「ピースツアー」や5月に御堂筋を行進する「ピースリレー」「3・1ビキニデー」など平和活動を支えている募金です。
募金の方法
共同購入(班配・個配)では、注文書「募金カンパ」欄「1417 平和募金」で受付ています。
予告
「平和のための戦争展(仮題)」開催のお知らせ
戦争も核兵器もない平和な世界への実現と「青い空と平和な未来を子どもたちに手渡したい」との想いをひろく組合員さんに感じていただくために、学び考え合う展示会を開催します。
●日時:12月7日(土)10:30〜15:00ごろ
●場所:パルコープ京橋事務所(本部)
※詳しくは今後のぱるタイムやホームページで案内します