組合員活動紹介

2021年09月27日

プラスチックごみを考える学習会 ~事業者の取り組み~

主催:大阪府生活協同組合連合会・全大阪消費者団体連絡会・地球環境市民会議(CASA)

7月2日 ウェブ参加 14名

 第5回となった全大阪消費者団体連絡会(消団連)などが呼びかけている、プラスチックごみを考える学習会。パルコープからも活動委員さんがオンラインで参加し、環境問題に取り組んでいる3社の事例をお聞きしました。
 味の素 株式会社サステナビリティ推進部環境グループ長の豊崎さんからは、プラスチック廃棄物のゼロ化に向けて、プラスチックの使用を製品の安全性や品質に必要な最小限の用途と使用量を守ることなどを定めていると紹介。メーカーの責任として、製品の容器包装のコンパクト化・薄型化や、植物由来原料(紙・バイオマス素材)への転換をしています。最近では、使用した容器を回収・洗浄・再利用する「LOOP(ループ)」※の取り組みにも参加、さらに海外でも事業展開するメーカーとして、各国・地域の実情に合わせたリサイクルの貢献も重要視されています。
 イオン株式会社の環境・社会貢献部の鈴木さんは、世界で約2万店舗あるイオングループで事業そのものが環境のためになることを目指していると言います。レジ袋無料配布は2007年から廃止、繰り返し使える買い物かご「マイバスケット」も約76万個利用されています。PB商品の容器包装の小型化・紙化・バイオプラスチック使用や再生プラスチックを進め、回収した飲料用ペットボトルを100%再生または植物由来素材に転換する「ボトルtoボトルプロジェクト」や、販売店としての「LOOP」の取り組みを紹介。イオンで働く新入社員の意識を高めるための教育も力を入れています。
 日本生協連のサステナビリティ戦略担当・設楽さんからは、1960年代から全国の生協で環境配慮の取り組みを進めてきた歴史を紹介。現在は「2030環境・サステナビリティ政策」の目標のもと、プラスチックの分野では、CO・OP商品の容器包材プラスチックの削減とともに、再生プラスチック・植物由来プラスチックを容器包材に使用する商品を展開(2020年時点・293品)。その他に、洗剤などの大型紙容器での詰め替え製品などもCO・OP商品の特長だと言います。
 改めて、製品を作る・売る・使うというそれぞれの立場で考えさせられた学習会となりました。

※LOOP...使い捨て容器包装を使わず、再利用可能な容器を商品に使用する世界的な取り組み。使った容器は回収され、洗浄したのち、再度充填されて商品になる。現在約20社のメーカーが参加。

主催:大阪府生活協同組合連合会・全大阪消費者団体連絡会・地球環境市民会議(CASA)

ご家庭でごみとして捨てた「容器包装プラスチック」と「使い捨てプラスチック」の数を調べるとりくみです

回答いただいた内容は、個人が特定されない形で集約し、機関紙「ぱるタイム」および、大阪消団連webサイトで結果を発表します。

締切日:11月26日(金)

「家庭のプラごみ調べ」の詳細はこちら

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