組合員活動紹介
2025年01月27日
地球沸騰化を防ぐには ~今、私たちのできること~
2024年度 第2回 推進学習会
2024年11月21日 会場参加12名 組合員会館で視聴7名 個人宅からのウェブ参加22名 DVD視聴参加31名(いずれも組合員委員さん)
異常気象をもたらす地球温暖化は「沸騰」という表現をされるようにもなってきており、このままではさらなる食料や水不足、ウイルスによる感染症の蔓延など深刻な問題が考えられています。世界の動きや日本の現状と課題について、NPO法人地球環境市民会議CASA(カーサ)の事務局長・宮崎学さんを招いてお話をお聞きしました。

40ページ以上におよぶ豊富な資料を示しながら、「大切なことは、環境問題を自分ごととして行動を起こせるかどうかです」と宮崎さん。
大阪万博開催にちなんで、1970年と2024年の気温を比較。大阪市の6月から9月を見ると、真夏日70日→92日、猛暑日6日→41日と大幅に増えているのが分かりました。世界では永久凍土や南極大陸氷床の融解、海面水位の上昇、砂浜の減少、サンゴ礁の白化、磯焼け、洪水、森林火災、浸水など...。国連の事務総長から出た「地球温暖化の時代は終わり、地球沸騰化の時代が来た」という言葉が示すように、さらに生命の危機にも影響。「気候難民」は数千万人にもおよび、生まれ育った地域を追われ移住を余儀なくされ、今や温暖化問題は「人権問題」となっています。
では、私たちはどのような行動を起こせばいいのでしょうか。最大の対策は「温暖化を防ぐ」こと。人が生活することにより増えた「温室効果ガス、特にCO2」をいかに減らせるかに懸かっています。
省エネによる消費エネルギーの削減(家計支出の削減にも貢献)、家電製品の買い替え、住宅の遮熱と断熱などライフスタイルを見直し・変えることが効果を出しやすいです。自家発電や再エネ中心の電気を選ぶことも有効。再エネ発電所の設置に参加・出資するのも良いですね。パルコープ組合員有志が立ち上げた「リアルにブルーアースおおさか」がパルコープの店舗・支所の屋根で太陽光パネルを設置されていますね。ごみを減したり、食品ロス削減などちょっとしたことでもコツコツ取り組みましょう。