組合員活動紹介

2023年03月27日

2023年 3・1ビキニデー

2月28日~3月1日 参加13名(組合員委員さん)

核兵器のない世界を!
核兵器禁止条約に参加する日本を!

4年ぶりに静岡県・焼津で現地開催された3・1ビキニデーに、パルコープからも参加し学びました(泊り・日帰り含む)。

3・1 ビキニデーとは

1954年3月1日、アメリカがマーシャル諸島内・ビキニ環礁〔環状の珊瑚礁(さんごしょう)群〕で水爆実験を行いました。日本のマグロ漁船「第五福竜丸」を含む900隻以上とマーシャル諸島の約2万人が被ばくし、以降「原水爆禁止」を求める声は、全国的な運動に発展。毎年3月1日には、第五福竜丸の母港がある焼津市で、犠牲者の追悼と核兵器廃絶の願いを新たにする集会などが行われています。

第五福竜丸展示館

「死の灰」実物が入れられた瓶の展示物の説明を聞くようす

水爆「ブラボー」は広島に落とされた原爆の1000倍の破壊力でした。爆発によって砕けた珊瑚の粉塵はキノコ雲に吸い上げられ、放射能を帯びた「死の灰」となり第五福竜丸に降りそそぎ、乗組員23人は全員被ばくしました。

第五福竜丸は水産大学の練習船を経た後、東京のゴミ埋め立て場所に捨てられていました。
市民の保存運動により展示館が設立され、被災の被害を伝えています。

浅草寺 東京大空襲戦跡めぐり

  • 観光地として賑わう浅草寺周辺にも、東京大空襲の爪痕が残されています。台東9条の会のみなさんのガイドで戦跡をめぐりました。

  • 境内にある焼夷弾の爪痕。大空襲の際、雨あられのように降ってきた焼夷弾は落下し当時の日本家屋が炎上する仕掛け。巨木の裾をえぐり上に向かって傷を残している。毎年、青葉をつけて「生きている姿」を見せてくれる。

久保山愛吉さん献花墓参行進

 第五福竜丸の元乗組員・久保山愛吉(くぼやまあいきち)さんは、「原水爆の犠牲者はわたしを最後にしてほしい」という言葉を遺して被ばくから半年後に亡くなりました。
 全国から集まった700名以上の人が核兵器廃絶を訴えながらJR焼津駅前から久保山さんの眠る弘徳院までを歩き、墓前で手を合わせ冥福を祈りました。

久保山さんが生前好きだったバラの花を献花

ビキニデー集会

被災から69年の3月1日に行われた集会で、マーシャル諸島などから海外代表も参加し現状と平和について訴えました。
被ばくをきっかけに故郷を追われた第五福竜丸の元乗組員・大石又七(おおいしまたしち)さん。妻・信子さんと東京で素性を隠し懸命に生活していた時代に、信子さんの妹である河村惠子さんは一緒に暮らしていたそうです。その後又七さんは、周りの協力も得て必死の思いで体験を語る語り部として生涯活動されました。「兄は見事に生き抜いたと思います。誰でもできる事ではないと、私は親族として誇りを持っています。今日私は兄から想いを引継ぎ、これからの人生の役目と思い伝えていきたいと思います」。

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