組合員活動紹介

2022年09月26日

国連WFP(国連世界食糧計画)とは? ~私たちの募金がどう支援活動につながるのか~

2022年度 第1回 推進学習会

2022年7月15日 会場参加27名 組合員会館で視聴9名 個人宅からのウェブ参加25名 DVD視聴参加50名(いずれも組合員活動委員)

 「国連WFP」とは、いったいどんな団体で、どのようにして支援活動されているのかをお聞きしようと、国際連合世界食糧計画WFP協会(略称:国連WFP協会)から事務局のおふたりを招いてお話をお聞きしました。

 「国連WFP」は、飢餓のない世界を目指して活動する国連の唯一の食料支援機関です。飢餓が起こる原因は大きく分けて、①紛争②気候変動による自然災害 ③食料の価格高騰があり、現在は新型コロナウイルス感染拡大による影響も大きい原因のひとつです。世界の飢餓人口は最大で8億2800万人と言われ、全世界の人口の10分の1の人々が十分な食料が得られない状況にあります。
 2021年度に行なった国連WFPによる食糧支援は86か国・1億2820万人(1961年に設立以降過去最大)におよび、紛争・自然災害・パンデミックなどの緊急支援のほかに、「母子栄養支援」「学校給食支援」「自立支援」など、いま支援することで未来の支えになる活動も行なっています。
 生協の商品案内カタログでも目にする「レッドカップキャンペーン」は、この「学校給食支援」にあたります。給食支援を行うことで、子どもたちが栄養のある給食を食べることができるだけでなく、教育を受けることができ、それが将来の生活を支えることにも繋がります。
 一方、パルコープでも募金を呼び掛けたミャンマーやウクライナの緊急募金も国連WFPを通して届けられています。参加者からは「食料の緊急支援だけでなく、物資輸送チームのリーダー的役割を担われていることや、アクセス困難な場所での通信技術の提供も行われていることを知りました。紛争や災害によって支援が必要とされているところは行くことも困難な環境にあります。これまでの国連WFPの働きの中で積み上げられた経験があるからこそ、迅速に届けることができるのだと思いました」などの感想がありました。

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