組合員活動紹介

2022年04月25日

3.11特別企画 くらしの公開講座「東日本大震災。あの日、そして今」を開催しました

「東日本大震災。あの日、そして今 ~この10年を振り返って~」

3月12日 ウェブ参加67名 会場視聴9名

 東日本大震災から11年目に入る今、後世に何を語り継げばいいのかを考える機会にしようと、岩手県釜石市で奮闘する、浜べの料理宿「宝来館(ほうらいかん)」女将・岩﨑昭子さんとオンラインで中継をし、お話をうかがいました。

 パルコープと宝来館のつながりは、震災支援の物資を届けたことから始まりボランティアバスのメンバーも訪れたことです。2019年の台風でも宝来館裏山の避難道が崩れたため募金を届けました。昨年末には、鎮魂と街の復興・震災の記憶の風化防止を目的に打ち上げる "3・11祈りと絆「白菊」花火募金" を組合員さんに呼びかけ、多くの方にご協力いただきました(金額などは次号で報告)。
 「おかげさまで今年も、3・11祈りと絆『白菊』の花火を打ち上げることができました。2020年に初めて花火を上げる時、町内会のある女性の方が『女将さん、私、花火は見たくないよ。2011年の初盆の花火がつらくて、悲しくて、むなしくてね...』と言っていたんです。震災があって火葬もなかなかできずにお葬式もままならない中、お盆を迎えた方がたくさんいました。でも、『白菊』の花火が上がった後、その女性が『女将さん、3発目に観音さんが見えたね』っておっしゃってくださいました。3月11日は振り返ると私たちにとっては原点であると思っています。この日が区切りとか節目とかではないのですが、『また1年生きていこう』と思わせられる日なんじゃないかなと。自然災害のことだけでなく、みんなで生きるということ、つながっているということで世界平和も祈れる日だと思っています」と岩﨑さん。
 参加者からは、「このコロナ禍で人と人が直接会いにくい時でも、祈りの日には再会することができる...。今回のリモート講演でのつながりも、この祈りの日がつなげてくださった宝物なのだと感じました」など感想がありました。

※ボランティアバス...パルコープ・よどがわ市民生協・ならコープの組合員さんが大型バスで岩手県に行って被災地支援活動をする取り組み。2012年~2017年でのべ2,961名(内パルコープは1,609名)の組合員さん及びそのご家族が参加。

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