組合員活動紹介

2021年08月30日

家庭でできる省エネ学習会 ~気候変動と、私たちにできること~

家庭でできる省エネ学習会

6月28日 個人宅からのウェブ参加 14名

 パルコープが呼びかけたオンライン学習会に、組合員さんがZoomで参加されました。講師は、NPO法人地球環境市民会議(CASA)・宮崎学さんと、ひのでやエコライフ研究所・鈴木靖文さんにお話いただきました。
 宮崎さんからは、「異常気象とは、30年に1回以下で発生する現象のことです。近年は毎年のように起こり、環境省も『気候危機である』と発表するほど。このまま対策をしなければ21世紀末には、大阪では1年の約半分が夏日(25℃以上)、約三分の一が真夏日(30℃以上)約70日が猛暑日(35℃以上)になると予測されています」と厳しい予測を述べた上で、これからの気候変動を抑制するために『2050年までに温室効果ガス実質排出ゼロ』を日本政府が昨年10月に表明したことを紹介。そのためにはエネルギー消費量削減(省エネ)と、CO2を排出しないエネルギー(再生可能エネルギー)への転換が必要で、私たちも家庭のエネルギーを見直さなければいけないと強調されました。
 鈴木さんからは、「まずは家庭から出るCO2の多くを占める家電製品の電気の消費量を減らすことが重要で、中でも大きく4つの家電①電気冷蔵庫②照明器具③テレビ④エアコンの使い方で省エネを進めることができます。たとえば、買い替えのとき販売価格だけで比較するのではなく、年間の電気代の目安にも注目しましょう。省エネ達成率が高いものは電気代もお得になる場合が多いです」など具体的な対策も紹介。照明やテレビはつけっぱなしにしない(つけた時に電気を消費するが、ほんの一瞬のことで1分以上使わないなら消した方が省エネ)、冷暖房は窓からの断熱がポイントで夏ならグリーンカーテンや打ち水が有効なことや、昔からの知恵を見直して夏は涼しく冬は暖かく過ごす工夫を呼びかけました。
 参加者からは「実質排出ゼロはとても...と思っていましたが、一人ひとりの積み重ねとエネルギーの変換を合わせれば現実可能だとわかりました」など感想が寄せられました。

シャワーを使うときに消費しているエネルギーは小型テレビのなんと300台分!「お湯はエネルギーのかたまりです。節水機能付きシャワーヘッドに替えたり、こまめにシャワーを止めるだけでも省エネになります」と鈴木さん

<2021年版>1週間の「省エネチャレンジ」に参加してみませんか?

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