組合員活動紹介

2020年01月27日

プラスチックごみの現状から私たちにできることを考えよう

2019年 第4回 組合員活動推進学習会

2019年11月12日 京橋事務所(本部)参加136名(組合員活動委員)


 2018年7月に、プラスチックごみの現在の状況を学習しました。今回は私たちに何ができるのかを考えようと、京都市ごみ減量推進会議事務局の堀孝弘さんをお招きしお話いただきました。あわせて、パルコープの環境活動のとりくみについても説明がありました。
 2016年ごろから注目されだした「海ごみ」。「漂着ごみ」は海外から流れ着くイメージを持たれている方が多いですが実は、日本国内からもかなり流出しています。一方、「漂流ごみ」も深刻な問題で大規模な"ごみの島"が太平洋に浮かんでいる状況。その大半はプラスチックで、試算では約5兆個にもなり海洋の生態系に大きな被害を与えています。保津川水系で調査したプラスチックごみの回収物第1位は「飲料ペットボトル」。日本で回収されたペットボトルは海外でのリサイクルに依存していますが限界がきており、これ以上のリサイクルは困難です。さらに海外から流出するプラスチックごみも増え続け、日本からの流出が少なくても海ごみを通じて世界と繋がっている限り問題は解決しません。
 ではどうするか。"元から減らす"が一番!3R(リデュース・リユース・リサイクル)のうち2Rを強めて「脱使い捨てプラスチック」へ転換が必要です。レジ袋をもらわず買い物袋を持参したり、コーヒーチェーンのテイクアウトはマイボトルに入れてもらったり(値引きがあるお店も)。ペットボトル飲料を使わず、スポーツ飲料は粉末を溶かすタイプに、コーヒーはレギュラーコーヒーにするなど。京都市では"リーフ茶(茶葉)の普及でペットボトルを減らそうキャンペーン"を展開し成果を上げています。ぜひ、おいしいお茶を自分で淹れて環境をまもっていきましょう。

<参加者の感想から>

  • ・太平洋ごみベルトが日本の国土の4倍になっていて、海底ごみはどれだけあるのかわからないぐらい多くなっているのに驚きました。
  • ・「おいしいお茶講座」から、ペットボトルの話をひとつの学習会にできたらいいなって思いました。

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