組合員活動紹介

2019年08月26日

「知って選んで買うこと、それって何につながるの?」

2019年度 第1回 推進学習会

2019年7月10日 京橋事務所(本部) 参加121名(組合員活動委員)


 私たちは日々さまざまな商品の中から選んで買い物をしています。私たちの消費や行動が社会に与える影響について考えるため2回シリーズで学びます。この日はパルコープの商品に対する考え方や、商品案内に掲載されている商品のマークの意味などについて商品部の和田さんからお話を聞きました。

誰かの笑顔につながるお買い物

 「おいしい・便利・安い・かわいい」など自分目線だったお買い物を、ちょっと見方を変えて「環境・社会・地域・人々」という他者目線の視点をプラスすることで〝エシカル=誰かの笑顔につながるお買い物〟へとなります。生協は、昔から地域や社会の事を意識した商品活動(開発・販売)を展開。1960年代に発売された生協バター※1に始まり、1990年にはプルトップをステイオンタブにした飲料缶※2を業界に先駆けて導入するなど、一貫して安心できる商品を供給してきました。さらに組合員さんの声で商品を改善していくというシステムは生協ならではのもので、パルコープでは4・5・6月で約9000件のお声が寄せられています。ただ、改善するためには「作る責任」と「使う責任」を考える事も大切です。よく言われることは 〝三方(さんぽう)よし〟(買い手よし・売り手よし・世間よし)。作る生産者さんやメーカーさんとも信頼関係を作り、つながることで一緒に商品を育てていく事ができます。
 このように生協で利用する事が、自然と〝エシカル消費〟につながっています。
 商品案内には、PB(プライベートブランド)商品やココラボ商品などに独自のマークを付けて掲載。最近は「パル・よど開発商品」というマークも加わり、パルコープとよどがわ生協の組合員さんの声で改善していける商品である事が分かるようにしています。農産品には「ハート栽培」マークでより安心である事を、公的認証を受けている商品には統一したデザインのマークで案内しています(下表参照)。
 商品案内やチラシを作る私たちにとっては、開発や改善の背景や苦労などもキチンと「伝える責任」もありこれからも努力していきます。商品を選ぶ時、何を買うのか考えるきっかけになればと思います。

※1...戦後復興から高度成長期、物価が急上昇した時代にくらしを守る価格への取り組みとして、CO・OP商品第1号の「生協バター」が誕生
※2...飲料缶の「プルトップ」は缶と一緒に回収できない・野生動物が飲み込んで危険などごみ問題に。「ステイオンタブ」は缶の飲み口の口金が本体から離れない形式

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