組合員活動紹介
2019年01月28日
SDGsってなぁに?~未来の子どもたちが笑顔で暮らしていくために~
2018年度 第4回 推進学習会
2018年12月3日 京橋事務所(本部) 参加104名(組合員活動委員)
持続可能な社会には何が必要なのでしょうか?最近、「SDGs(エスディージーズ)」という言葉が注目を集めています。SDGsとは「Sustainable Development Goals」の略称で「持続可能な開発目標」を意味します。2015年9月の国連サミットで採択されたもので、17のゴールが掲げられています。奈良女子大学・講師の青木美紗さんをお招きし学びました。
まず、17の大目標について社会、経済、環境の側面から学習。「社会」では世の中で起きている貧困や飢餓、健康のために福祉を充実させ、質の高い教育をみんなに提供すること。「経済」に関しては、つくる責任やつかう責任、働きがいや働きやすさを考えること。「環境」では、気候変動やエネルギー問題、すべての人に平和と公正をといった世界全体で取り組むべき課題があげられました。
「はたして経済発展だけがいいのか?を考えなければいけない時期にきています。市場の失敗は他人事でなく、私たちも関与していると考えるべきです。消費者として、社会に配慮したものを選んでいかなければ」と青木さん。生協が発展してきた理由は、食の安全・安心を大切にしてきたこと、環境に配慮した商品開発や持続可能な農業をめざして、生産者と消費者が共同で取り組んできたこと、平和学習をはじめ、学校だけでは得られない学習機会を広く提供してきたことなどにあると言います。
「生協は一人ではできないことを、みんなで乗りこえようとする組織。事業そのものが、暮らしをよりよくするために社会問題を解決しようとすることからはじまっています。実はSDGsに関連することがほとんどで、私たちが貢献できる可能性はいっぱいあります。社会情勢もみながら、できることから進めていきましょう」と、締めくくりました。
※2018年9月に予定されていた学習会を延期し12月に行いました