組合員活動紹介

2018年12月17日

世界から見た日本ってどんな国?

2018年度 第1回 推進学習会

2018年11月6日 京橋事務所(本部) 参加129名(組合員活動委員)


 世界から見た日本の良い所・悪い所を客観的に知ることは、よりよい社会にしていくためのひとつの方法なのではないでしょうか。海外で活動されているジャーナリストの目を通して、世界の人々の視線を直に感じているからこそのお話も含め、日本がどう見られているかをジャーナリストの西谷文和さんをお招きし、学習しました。
 「南スーダンに自衛隊が派遣されているということをみなさんご存じでしょうか。若い方はほとんど知りません。メディアが報道していないし、新聞でとりあげることもありませんでした。スーダンは反米政府でした。90年代、ビンラディンをかくまっており、ケニアとタンザニアのアメリカ大使館を攻撃し、反撃として化学薬品工場をアメリカが空爆。しかしその工場は、まったく関係のない工場でした。この20年間同じようなことを繰り返しています。日本でその派遣について報道しようとすると政府からクレームがつくので、メディアは畏縮(いしゅく)し大事なニュースを流さない。私たちが知りたいことが知れないことになっているんです。情報は、鵜呑みにするのでなくいろんな角度から見る冷静さが必要です。このような学習会でいろいろ考えることが大事だと思います」と西谷さん。
 世界から見た日本について「日本は戦争をしないし、参加もしていないので世界からの評価は高いんですよ」と締めていただきました。
 参加者からは、「マスメディアにだまされないよう、操作されないよう、アンテナをはって生活したい」「日本は報道自由だと思っていたが、コントロールされている事をはじめて知りました」「西谷さんのお話が戦争地の遠い所の話ではなく、私たちのくらしにつなげたお話で、組合員活動(考え行動する人を増やす)の大切さを実感しました」などの感想がありました。

※6月に予定されていた学習会を延期し11月に行いました

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