組合員活動紹介

2018年09月24日

そもそも憲法って? ~『檻の中のライオン』の作者から学ぶ~

2018年度 第3回 推進学習会

2018年8月1日 京橋事務所(本部) 参加113名(組合員活動委員)


 憲法改正が現実味をおびてきています。そもそも憲法とはどういうものなのでしょうか?「ライオン=国家権力」と「檻=憲法」にたとえて憲法の基礎知識が書かれた今話題の本『檻の中のライオン』の著者で弁護士の、楾(はんどう)大樹さんを招きお話いただきました。
 「憲法というルールを守らないといけないのは誰ですか?」冒頭のクイズに参加者は答えます。「国民?」。いいえ、正解は憲法に書いてあります。「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」強くて頼りになる「ライオン(国家権力)」は暴れ出したら誰にも止められないという恐ろしい一面もある。だから、「檻(憲法)」を作ってその中で仕事をさせる。いま進められようとしている「檻」の改修はライオン自らがしようとしています。どんな「檻」が良いかは主権者が決めることなのです。「主権者は私たちであって、ライオンを入れる檻がどうあるべきか、一人ひとりが自分や自分の子孫のために真剣に考えていかなければなりません。それはまず『知る』ところから。いろんなことに関心を持って、考えて行動しましょう」と楾さん。

 参加者からは「今までほぼ意識せず生活できてきたのは『檻』が当たり前のようにあったから、というのが特に印象に残った」「知らないうちに民主主義、個人主義の根幹を揺るがすようなことが静かに進んでいっているのは怖い」「『ライオン』を縛る『檻』のはずが、今その『檻』が新憲法草案で変えられようとしている。主人公は国民から国に、公共が公益に、自衛隊の明記案など次の世代の人達のためにも決して容認してはいけないと思った」と感想がありました。

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