組合員活動紹介

2018年02月26日

「エシカル」って? ~世界中のみんなが笑顔になる消費~

2017年度 第6回 推進学習会

2018年1月25日 京橋事務所(本部) 参加111名(組合員活動委員)


 商品案内でもよく見かけるようになった"エシカル"という言葉。「エシカルとは『倫理的』という意味で、エシカルなお買物とは、地域や社会、環境や人々に配慮してモノやサービスを買うこと」と説明されていますが、具体的にはどういうことなのでしょうか。奈良女子大学で講師をされている青木美紗さんにお話をおききしました。
 「エシカル消費というと、認証マークのついた商品を買いましょうというようになってしまう傾向があります。もちろんそれもまちがいではありません。しかし、認証の意味をしっかり知っていることが必要です。マークだけが重要なのではなく、実際に商品がどうやって、誰によって生産されているのか、その生産によってどうやって地域が守られているのか、雇用が安定されるのかなど、商品が生産されるプロセスを知って、社会とのつながりを考えることがエシカル消費につながります」と青木さん。環境や社会を考え、生産者の方々や組合員と一緒につくっている生協のしくみや商品は、マーク以上のエシカルだと青木さんは言います。
 また、買い物の際に成分表示まで確認して購入している人がどのくらいいるのかを問いかけ、「ついつい価格や外見や習慣など個人的な観点で選びがちですが、自分にとってどうなのかだけではなく、消費者だということを意識して、自分自身だけじゃない視点を学んだうえで今後のお買物に役立てていただきたい」とお話しいただきました。
 参加者からは「自分自身の日々の消費行動を見つめなおすいい機会となりました」「若い人たちにも、経済的に今日買えなくても、エシカルなものを選択できる目を持ってもらえるようにしたい」「自分たちの食べている物の責任は自分たちにかえってくるのだから、家族の"食"を守れる立場にあるのなら、気にして購入、消費していきたいと改めて感じました」などの感想がありました。

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