組合員活動紹介
2018年01月29日
視覚に障がいのある組合員さんと共に 活動を続けてきて
ボランティアチーム
おおさかパルコープのボランティアチームは、視覚に障がいのある組合員さんへのサポートと、交流を深める活動をされています。メンバーの出原さんにお話をうかがいました。
1983年、当時おおさかパルコープではなく、"しろきた市民生協" "かわち市民生協" "みなみ市民生協"と呼ばれていた時代に"しろきた市民生協"エリアの方から「生協を利用したいけど視覚に障がいがあるので利用できません。利用できる方法を考えてほしい」という声が上がり「声の商品案内」がスタートしました。
1991年に3生協が合併し、おおさかパルコープとなり「声の商品案内」は引き継がれました。
その後、視覚に障がいのある組合員さんが総代さんになり資料の点訳が必要だということで、点訳講習会を開き点訳できるメンバーを揃え、現在のボランティアチームの形ができて今年でちょうど20年になります。
毎週の商品カタログを音訳する「声の商品案内」
「声の商品案内」はカセットテープからCDになり、今では人の声から自動音声へと移行し始めていて現在、食品のみ自動音声で発行しています。
また、「届いた商品の明細を点字で発行して欲しい」と利用者さんの一言から「点字明細書」の発行がスタートし、数年前からは点字版だけでなく「メール明細書」の発行も始めました。すべて利用者さんの「声」から始まっています。
いつも利用者さんと一緒に楽しみ、利用者さんの声を聞き、共に歩んで来ました。そして何より、ここまで発展しながら続けてこられたのはパルコープがその必要性を認識し、協力があってのことだと感謝しています。
商品フェアなどの企画も「声」から実現
これまで、みかん狩りやブロッコリーの収穫体験にも行きました。七夕コンサート、津軽三味線、朗読劇など。「声で聞くだけではどんな商品なのか分からないのがある」という声で『商品フェア』も開催し、昨年9回を終え、そろそろ10回目の企画を考えなくてはと思っています。
厚生労働大臣表彰「ボランティア功労者」を受賞しました
2017年12月14日、大阪府庁にて行われた「ボランティア功労者に対する厚生労働大臣表彰」伝達式にて、パルコープボランティアチームが表彰されました。この表彰は、多年にわたるボランティア活動の実践を通じて共に支えあう地域社会づくりに貢献し、その功績が特に顕著であると認められる団体・個人などに贈られるものです。
★チームメンバー(後継者)募集
点訳や音訳の資格は要りません。商品案内CDも明細書の点字版、メール版も主にパソコンでの操作です。
ほんのちょっとの基本とパソコン操作を覚えていただければ大丈夫です。
これからも長く続けていくために一緒に活動しませんか?
ご興味のある方は組合員活動部(06-6242-0904)まで