組合員活動紹介

2017年04月24日

電力の小売り自由化ってどんなこと?

くらしネット福祉 主催
視覚・聴覚障がい者とボランティア学習・交流会

3月1日 京橋事務所(本部) 参加70名

昨年4月から全面小売り自由化になった"電気"。
基礎知識や電力の選び方について学ぼうと、全大阪消費者団体連絡会・事務局次長の大森隆さんにお越しいただきました。
「電気が届く仕組みは大きく3つの部門に分けられ、①発電②送配電③小売りがあります。
②の送配電は、これまで供給している電力会社(関西では関西電力など)の電線しか国が許可しておらずそのまま使うため、どんな発電であっても電線を通ればその中で混ざり合います。
電力供給のコントロールも②の送配電している会社が管理しているので、①の発電がストップしても③の小売り業者が倒産しても、すぐに電気が止まることはありません」との基礎の話から、契約を変更する際のメリットデメリット、再生可能エネルギーの事まで幅広く解説していただきました。
「私たちはこれまでの電力会社以外からでも心配なく電気が買えます。"選ぶことができる"ということは、"選ぶことが求められる"ということです。
重要なポイントは、様々な発電方式・様々な事業者・様々な料金プランの中から自分に合った電力を選ぶために、情報を読み解く力をつけること。
今の契約内容を見返してみることも第一歩ですね。一人ひとりが選ぶことで、がんばっている事業者を応援することができたり、国を動かすことにも繋がります。
地球環境・子どもたちの未来まで影響することを考えて選択しましょう」。

参加者の感想
電気はこれまで"どれだけ使うか・使わないか・電気代が高いか・安くなるか"しか考えたことがなかった。
どうして作るか・CO₂排出はどうか・再生可能エネルギーはどうかなど、知らなかったことを教えてもらえて良かったです。

全大阪消費者団体連絡会「関西エリアの小売電気事業者調査」

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