組合員活動紹介

2016年09月26日

「生協の現在・過去・未来」パート① ~生協活動の原点を知ろう~

2016年度 第2回 推進学習会

2016年8月4日 京橋事務所(本部) 参加102名(組合員活動員)


「平和でよりよいくらし」をめざして活動しているわたしたちが、これからの未来への活動を考えるきっかけにしたいと、2回シリーズでの学習会を提案しました。
1回目は、元日本生協連常任理事の齋藤嘉璋*よしあき*さんと、パルコープ相談役の山本邦雄さんを講師に、生協の歴史とパルコープの成り立ちをお聞きしました。

生協の歴史は日本の近代化とともに(明治)

前半は、齋藤さんより日本で生協が生まれた背景や戦争を経験した歴史などを学びました。
明治に生協が生まれ、大正・昭和初期には班組織やコープ商品の原型など、購買活動の基礎的なしくみが作られていたこと、終戦時には事業活動不可能になっていた生協を再建したお話などを聞きました。
また、ビキニ水爆実験による魚や海の放射能被害を受けた時に、「いのちとくらしを守る」と立ち上がった東京杉並区の女性組合員たちが、
原水爆禁止の署名活動をはじめ、国会議員を説得した事例もお話しいただきました。

なぜ歴史を学ぶのか

後半は、山本さんにパルコープについてお聞きしました。
「子どもたちに安全なものを食べさせたい」というお母さんたちの思いと努力が、パルコープの商品づくりや主婦の健康診断、
対市交渉などの様々なとりくみをすすめ、街づくり運動や平和活動へと発展していきました。
「生協の平和活動の最大の特徴は担い手が『お母さん』であることです。
60年前の杉並区の女性たちの原水爆禁止運動と同じ、子どもたちへの思いが運動を支えています」と山本さん。
「戦争に賛成し、平和に反対する人などいません。戦前に生きた人は『知らない間に戦争になっていた』と言います。
昔とは違いますが、今も情報操作が行われています。『歴史とは現在と過去の対話である』といいます。
今年の通常総代会の総代さんの発言にもありましたが、現在起きている問題はなぜ起きているのか、どう解決したらいいのかを知るために歴史を学ぶのです」と締めくくられました。
参加者からは「平和が一番と言いながら、行動しないよりはちょっとずつでも活動にのせていくことが、今のパルには必要だと思います」
「生協の基本が協同扶助・助け合い・支え合いなんだということから、平和でないといけないということを再確認しました。
大変な時代の中での行動が今の生協につながっているのだと思いました」などの感想がありました。

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