組合員活動紹介
2016年05月23日
落語講演会
2016年2月13日 京橋事務所(本部) 参加155名
主催:おおさかパルコープ くらしネット福祉
社会福祉法人 大阪市都島区社会福祉協議会
特定非営利活動法人
都島区障がい者相談支援センター あるる
パルコープと他団体が協同する活動を応援する「CO・OP共済地域ささえあい助成」の協賛を受け、
日本手話落語協会・桂福團治(かつらふくだんじ)さんとお弟子さんを招いて落語講演会を開催することができました
(当日は、視覚障がい者23名・聴覚障がい者17名・健常者115名の参加がありました)。
視覚・聴覚障がい者と健常者が一緒に落語を楽しむ中で、お互いの違いを認め合う場としました。
始めに桂福團治さんの講演がありました。
喉の手術でしばらく声を出す事ができなかった時に手話と出会い、
手話落語を試行錯誤の積み重ねと聴覚障がい者との交流の中から、手話落語が少しづつ広がって行ったそうです。
まだ手話落語が知られていない時に、「小さなわが子が"うれしそうに笑ったのは初めて"」
と心からよろこんでくれた人と出会い、「手話落語を続ける覚悟ができた」と話されました。
講演の後、お弟子さんの宇宙亭のんきさんの手話落語に桂福六さんの通訳で小咄し3題あり、会場はおお笑い、
とりの福團治さんの古典落語の世界に引き込まれ、涙と笑いで心あらわれるひとときを共に過ごす事ができました。
最後に手話で小咄しを教えていただきました。
視覚障がい者の参加者が一つ覚えて帰ろうと、ガイドボランティアさんに簡単そうな「あほ」を教えてもらい何度か練習していると、
「あまり使いすぎると喧嘩になるで...あらら(苦笑)」。
視覚・聴覚障がい者と健常者が同じように笑い涙し感動を共有できる、
あたりまえのバリアフリーな社会がはやく来る様にと、福團治さんと参加者ともに感じとることができました。
(くらしネット福祉 坂下)