組合員活動紹介

2016年02月22日

「TPPによって私たちのくらしはどう変わるのか?」パート① ~「食」についての影響~

2015年度 第7回 推進学習会

2016年1月22日 京橋事務所(本部) 参加146名(組合員活動委員)

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講師の石原さん

昨年10月。5年に及ぶTPP(環太平洋経済連携協定)交渉が大筋合意に達したと発表されました。交渉の内容は多岐にわたり、発効されれば人・物・金の移動が自由に行われるということですが、私たちのくらしにはどう影響するのでしょうか。難しく考えず、少しでも考えてもらうきっかけとして、3回に分けて学習会を予定しています。今回は、津市立三重短期大学・法経科教授の石原洋介さんを講師に、TPPの「食」にスポットをあててお話しをお聞きしました。以下は要旨です。

農林水産物の重要5品目

今回の交渉で農林水産物のうち、日本はコメ・麦・牛肉および豚肉・乳製品・甘味資源作物の5品目を重要項目としていました。しかしコメはアメリカやオーストラリアの無関税輸入枠を大幅に広げることとなり、肉についても関税が削減されます。これにより日本の農業は壊滅的な影響を被る恐れが懸念されます。
 また、TPPの発効で物が安くなるという人もいますが、安く買える輸入品は本当に大丈夫といえるのでしょうか。TPPおよび関連交渉により、安全性が十分確認されていない牛肉や食品添加物、遺伝子組み換え食品の輸入制限が撤廃されようとしています。アメリカは日本などに存在する遺伝子組み換えラベル表示の撤廃や、自国の食品添加物基準に合わせるよう要求してきています。さらにアメリカの緩い安全基準をパスした食品に対して、日本で独自に安全性を検証する権利が奪われる可能性があります。

「大筋合意」って?

 今回発表された『大筋合意』は、ただちに協定発効を意味するものではありません。この後、協定文が作成され議会批准となります。ここでは、国会で衆参両方の合意が必要です。TPP交渉は秘密交渉であったため、現段階では内容がわからない部分が多いですが、協定文が明らかになると議会批准で議論ができます。国民の声がこの交渉に反映される段階はこれから訪れます。TPPについてもっと良く学びましょう。

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