組合員活動紹介

2015年11月24日

「良い社会を築く消費者のちからを発揮するために」パート③
~消費者ってまもられているの?しくみの有効活用~

2015年度 第4回 推進学習会

2015年10月1日 京橋本部 参加104名(組合員活動委員)

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講師の坂東さん

消費者支援機構関西(KC's*ケーシーズ*)で理事をされている坂東俊矢さん(京都産業大学法科大学院教授 弁護士)を講師に、私たち消費者をとりまく政策や法律について学びました。
「1年間の消費者被害は膨大です。被害総額がまともな経済に流れていたら、私たちの社会は確実に変わります。消費者被害は被害者本人だけの問題ではなく、私たちの経済や社会を公正でまともなものにしていくためにはなんとかしないといけない問題です」と坂東さん。
では、私たち消費者個人ではどうしたらよいのでしょうか。坂東さんは言います。「消費者が主役の社会をつくるためには、消費者自身が自分の権利を行使できるようにならなければいけません。消費者を守るための法律は時代に合わせて見直しされます。少しでもおかしいなと感じたり人に相談されたりしたときは、ためらわず地元の消費生活センターへ連絡してください。被害の解決や防止というだけでなく、国が被害を把握し情報を蓄積することで、消費者を守るための法律改正へもつながります。法律は不器用なツールです。守ってくれる面もあれば、少し条件が違うだけで適用されない場合もあります。消費者が声をあげていくことが大切です」。
参加者からは、「消費するって毎日のことで、意識せずそのまますまそうと思えばできることですが、社会のしくみ、法律を良い方向に変える力があるとわかりました」「いろいろな情報が集まることによって問題点が改善されていくので、声をあげていくことの大切さがわかった」などの感想がありました。

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