あまのがわ子ども食堂

掲載日:2019年01月28日

場所
交野市森南1-17-6 パル交野福祉センター2F
開催日
毎月第4土曜日 12時~14時ごろまで
参加料
子ども:100円 / 大人(中学生以上):300円
  • あまのがわ子ども食堂
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秋山 深幸さん

秋山 深幸さん

わがまちの*子ども食堂訪問記 わがまちの*子ども食堂訪問記
あまのがわ子ども食堂

 スタート当初は、金曜日の夕方に開催されていた子ども食堂。現在はパル交野福祉センターで月1回土曜日の昼間に開かれている。スタッフはボランティアで、普段は調理担当の方が4~5人で手作りの料理を提供し、他に受付やイベントの担当が2~3人。特別なイベントがある日は男性のスタッフも来て、子どもたちも一緒に遊んでくれるメンバーに大喜び。ちょうど訪れた日はクリスマス会が行われていた。
 この日も親子連れが多く参加し、子どもは友達どうし、お母さんはママ友やお父さんと賑やかに過ごしていた。
 ワンプレートにチキンやサラダ、この日のために特別に協力してくれた地元パン教室の先生が作るカップケーキや、ポテトサラダとウインナーのホットドックと盛りだくさん。食材の野菜などは地元の畑を営む方から提供していただいたものだそうだ。民生委員でお孫さんと来られていた方にお話しを聞くと「この子ども食堂さんがスタートする時にのぞかせてもらったことがあるのですが、やっと参加する事ができました。生協さんには場所や食材も提供してもらって助かっていると聞いています。ありがたいことですね」と言っていただいた。

あまのがわ子ども食堂
あまのがわ子ども食堂

子育てを地域でサポート

 代表の秋山さんにお話しをお聞きしました。「私はもともと、地域の未来を担う子どもたちと、子どもたちを育むおとな・地域に働きかける活動として、イベントに携わったり地域情報誌を編集・発行する活動をしてきました。そんな中で、“CPAO”の徳丸さんの講演を聞いて心を動かされました。また他市の情報に接していくと、お隣の四條畷や寝屋川・枚方で子ども食堂が開催され、『交野にも欲しいよね』と考えていたところ、同じ団体のメンバーが子ども食堂開設に向けて動き出したのが始まりです。
 交野市はもともと子育てに関心のある方が多く、『子ども食堂だったら私たちでもできるかも!』と、地域のママさんやおばちゃんたちが集まってくれる可能性があると考えました。ちょうど交野市で子どもの生活実態調査が行われ、“孤食”の子どもたちの現状が見えてきました。そこで、"どんな子どもたちも来ることのできる居場所"として2017年8月にスタートしました。
 子どもたちの行き帰りの安全のため、おとなといっしょに来てくださいと、当初はお願いしていましたが、今は、お昼の開催でもあり、子ども同士の参加もOKにしています。参加する年齢層は低く、基本親子で来られる方が多いです。お母さんからは、『久しぶりにゆっくりした時間をすごせた』『1食でも楽できるから助かる』という声をいただきます。地域のつながりが衰え、現代のお母さんは子育てや子育てに関する悩みを1人で抱えていることが多いです。だからこそ私たちは、お母さんに月1回でもゆとりある時間を提供し、地域とつながれる場をつくり、子育てを地域でサポートしていきたいという思いで頑張っています。

※CPAO(シーパオ)…「子どもの育ちをサポート」できる社会を目指し、活動を展開しているNPO法人。「まずは、ごはん!」をモットーに、「ごはんの会」など食べることを中心に、親子の居場所づくりコミュニティづくりに取り組む。

あまのがわ子ども食堂

メンバーがそれぞれの得意分野・経験・地域とのつながりを活かして

 今日のようなイベントの場合は、その日だけでもとボランティアをお願いしたりするのですが、普段のマンパワーは不足している状態です。それでも、メンバーがそれぞれの得意分野・経験・地域とのつながりを活かしてきめ細かく連携して、運営を頑張っています。みんなの声かけのおかげで今日のイベントもとても楽しく開催できました。1人じゃなく、人から人へつながりが広がっていく力が大きいですね。
 今年度は交野市にも「子どもの居場所づくりネットワーク」ができたので、今後は別の校区にも子ども食堂を広げられるよう働きかけつつ課題と向き合いながら運営していきたいです。

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