商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2015年10月度 鴨鍋セット

お申し出

写真【鴨鍋セット】
鴨鍋セットのスープからガラスのようなものが出てきた

検査室からのお答え

ガラスのような異物を少量のお湯に約1分漬けたところ、すぐに溶解して固形物は約半分の大きさとなり、お湯は塩水となりました。これはスープ原料の成分であります塩分が結晶化したものです。通常はこのような塩の結晶化はおきませんが、製造後から日数が経過いたしますと、未開封であってもスープの食塩濃度が濃くなり、いわゆる飽和状態となり結晶ができます。

※このほか、餃子や納豆のタレも余ったから、いつか使おうと思って冷蔵庫等におきっぱなしにしていると同じように結晶ができた事例もあります。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1459件(前年同月1510件)
検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 1065 11 注意品については再検査、継続調査を実施しましたが、
商品回収・人体危害にかかわる不適合はありませんでした。
残留農薬検査 46 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 247 なし 問題ありませんでした。
残留放射能検査 101 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。

2015年10月度検査状況 15年9月21日~15年10月20日

【商品の相談受付状況】324件(前年同月390件)

人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。


バックナンバーを見る