商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2015年8月度 スウィーティオパイン

写真【スウィーティオパイン】
クラウン(葉)の切り口にカビがありました

検査室からのお答え

スウィーティオパインは、2009年度に「エコパイン」として、家庭でのゴミ削減のため、葉を産地でカットを行なう環境に配慮したパイナップルとして開発されました。家庭では、ゴミになってしまう葉も、現地では新たなパイナップルの苗として再利用されています。葉がカットされたパインは重量も軽減され運搬や扱いも楽になるというのが特徴です。しかし、その反面、現地のフィリピンでカットを行ない、船便で輸入する間に、カット面が果汁と空気に触れてしまうことが原因で、カビが発生する場合があります。
 店舗などでは店頭に並べる前に、カット面を再度切り落としますが、パルコープの共同購入用のパイナップルは、そのカット作業は行なっておりません。理由は、組合員さんごとに仕分ける際にカットをすることで、お届けまでの間にパイナップルの果汁で商品がべたつく可能性が高いからです。
 果実に影響の無い長さにクラウンをカットをしていますので、中の果肉には影響はありません。ご安心ください。

【商品検査のとりくみ】商品検査数 1416件(前年同月1666件)
検査の種類 検査件数 注意品 内容と結果
微生物検査 1060 14 注意品については再検査、継続調査を実施しましたが、
商品回収・人体危害にかかわる不適合はありませんでした。
残留農薬検査 66 なし 問題ありませんでした。
理化学検査 197 なし 問題ありませんでした。
残留放射能検査 93 なし 生鮮・一般食品を検査し、全て検出はありませんでした
(検出限界値は各20ベクレル/㎏)。

2015年8月度検査状況 15年7月21日~15年8月20日

【商品の相談受付状況】339件(前年同月395件)

人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。


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