食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。
残留農薬 | 残留放射線 | 微生物 | 食品添加物 | 外部委託 | 卵質 | 合計 | |
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新規 事前商品 |
24 | 11 | 525 | 30 | 0 | 590 | |
既存 取扱商品他 |
34 | 65 | 627 | 7 | 1 | 215 | 949 |
合計 | 58 | 76 | 1152 | 37 | 1 | 215 | 1539 (昨年度1202件) |
主なお申し出状況(昨年度) | |
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人体有症 | 3件(4件) |
異物混入 | 65件(79件) |
異味異臭 | 15件(20件) |
他意見・質問など | 319件(372件) |
合計 | 402件 (475件) |
~気をつけましょう!加熱に強い食中毒菌があります!<その1>
~
一般的には食中毒の原因菌は加熱には弱く、食中毒予防には加熱は有効な手段としてあげられています。しかし、食中毒菌の中には加熱しても死滅しない特殊な細菌があり、油断できません。これら加熱に強い菌は、発育の段階で生育に不利な条件となると「芽胞」と呼ばれる特殊な構造物を作り、悪条件下でも生き延びます。
生育条件が整ってくると「芽胞」が発芽をし、増殖状態(栄養型)に形態が変化するのが特徴です。今回は、加熱に強い代表的な食中毒菌を2回に分けて紹介します。
≪セレウス菌≫
土壌細菌の一種で、土、水中など自然環境中に広く分布しています。
・食品への汚染の機会が多く、特に穀類、豆類、香辛料などはセレウス菌に汚染されていることが多いと言われています。
・熱に強い殻「芽胞」は100℃、30分加熱しても死滅しません。増殖する際に毒素を産生します。
原因食品は、米飯及び焼き飯等米飯の加工品、スパゲティ、肉類、スープ類、焼きそば、プリンなど。
<予防法>
セレウス菌食中毒は菌がある程度の数まで増殖しないと発生しません。
セレウス菌は、焼き飯類等の加熱調理食品であっても、保存や取り扱いに不備があると「芽胞」が作られ、菌が増殖し、食中毒の発生につながります。
=ポイント=
・食材はよく洗浄してから使用しましょう。
・ 加熱前の下ごしらえ済み食品は長時間の放置を避け、冷蔵(10℃以下)で保管しましょう
・ 調理した食品はすぐに食べましょう。(調理後から食べるまでの時間を短くする)。
・加熱後の食品を保管する場合は、冷蔵(10℃以下)で。