食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。
残留農薬 | 残留放射線 | 微生物 | 食品添加物 | 外部委託 | 卵質 | 合計 | |
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新規 事前商品 |
14 | 10 | 251 | 31 | 0 | 306 | |
既存 取扱商品他 |
28 | 87 | 538 | 21 | 0 | 195 | 869 |
合計 | 42 | 97 | 789 | 52 | 0 | 195 | 1175 (昨年度1240件) |
主なお申し出状況(昨年度) | |
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人体有症 | 6件(2件) |
異物混入 | 68件(55件) |
異味異臭 | 36件(17件) |
他意見・質問など | 289件(307件) |
合計 | 399件 (381件) |
~細菌性食中毒の発生のシーズンにとなりました!
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気温も上昇し、細菌性食中毒の発生のシーズンにとなりました。
食中毒の原因には細菌やウイルスがありますが、梅雨時から9月頃までは高温多湿の状況となり、細菌細菌性食中毒が多く発生します。食中毒を招く細菌が増殖しても、食べ物の見た目や味は変わらず、匂いもしません。そのため、食事の準備をするときには、細菌を「つけない」「増やさない」、加熱等で「やっつける」を心がけ、食中毒を防ぎましょう。
夏季に発生することが多い食中毒を紹介します。
カンピロバクター…生肉や加熱不足のお肉が原因
サルモネラ属菌…生肉や加熱不足のお肉、卵が原因
黄色ぶどう球菌…素手でにぎったおにぎりの室温放置によるもの
腸管出血性大腸菌…生肉や加熱不足のお肉、殺菌が不十分な生野菜など
カンピロバクターによる食中毒がここ数年多発しています。また、腸管出血性大腸菌(O157など)による食中毒も、依然として発生しています。これらの原因は、生肉や加熱不足のお肉の料理です。生のお肉や、加熱不足のお肉(牛肉のタタキなど)には、食中毒の原因菌であるカンピロバクターやサルモネラ属菌、腸管出血性大腸菌などが付いている可能性があります。これからの季節は、キャンプや海水浴などでバーベキューをしたり、焼肉を食べる機会が多くなるので、注意が必要です。お肉は必ず十分に加熱してから食べましょう。またお肉を焼く箸と食べるためのお箸は使い分けましょう。
卵は新鮮なものを選び、購入後は必ず冷蔵保存し、殻にヒビの入っている卵や賞味期限を過ぎた卵は、生では食べないようにしましょう。手には、黄色ぶどう球菌がついていることがあります。おにぎりは、ラップなどを使って作り、室温で長時間放置しないようにしましょう。また、調理しているときに生肉や卵を触ると、お肉・卵に付いていた細菌が手に付いてしまいます。細菌が付いたままの手でその他のものを触ると、触ったものにも細菌が付いてしまいます。調理する前、食べる直前には十分手洗いすることが重要です。石けんを泡立てて手を洗い、流水でしっかり細菌を洗い流すようにしましょう。外出時には、ウエットティッシュや携帯アルコールスプレーも有効です。調理した食品は、室温で放置せず、すぐに食べること、余ったものは、すぐに冷蔵・冷凍で保存しましょう。