食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。
残留農薬 | 残留放射線 | 微生物 | 食品添加物 | 外部委託 | 卵質 | 合計 | |
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新規 事前商品 |
12 | 628 | 37 | 7 | 0 | 698 | |
既存 取扱商品他 |
20 | 116 | 473 | 10 | 7 | 132 | 758 |
合計 | 34 | 128 | 1101 | 47 | 14 | 132 | 1456 (昨年度1176件) |
主なお申し出状況(昨年度) | |
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人体有症 | 5件(4件) |
異物混入 | 72件(70件) |
異味異臭 | 25件(25件) |
他意見・質問など | 328件(297件) |
合計 | 430件 (396件) |
★人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。
<お申し出内容>生協の無漂白塩かずのこ
無漂白塩かずのこの真ん中の茶色い部分は何ですか?
<検査室からのお答え>
ご指摘の部分は抜け切らなかった血の成分です。市販されている「漂白かずのこ」の場合は過酸化水素を用いて血も漂白しています。そのため、全体が等しく黄色い色になります。しかし「無漂白塩かずのこ」の場合は塩水のみで血抜きをしますので完全に血の成分を取り除けない場合があり、時間の経過と共に色が濃くなって目立ってきたものと思われます。
「生協の無漂白塩かずのこ」はカナダ太平洋岸で漁獲されたニシンの原卵を塩水のみで血抜きしており、全てのかずのこを同じ色にすることはできません。色は不揃いですが、「漂白かずのこ」にはない「歯ごたえがしっかりしている」「かずのこの旨味がある」などの声をいただいています。ご家庭で塩抜きし、薄皮を取り除いてお召し上がりください。
~ノロウィルス食中毒に注意!~
食中毒といえば夏場に発生するものと思われがちですが油断できません。
夏場は、細菌性の食中毒の発生が多くなりますが、冬場はノロウィルスなどのウィルス性食中毒の発生が増加します。(下記グラフ参照)
ノロウィルスは、少量の汚染で食中毒を発症します。また、人によっては感染しても発病せずに(不顕性感染といいます)、ノロウイルスを便から排出し続けている場合があります。
まずは、ウィルスを着けないことが予防の基本です。
調理や食事の前、トイレの後の手洗いはしっかり行いましょう。
また、ノロウイルスは熱に弱いので,食材の中心部まで十分に加熱することが重要です。
カキなどの貝類を調理する際には十分に加熱して調理し、貝類を調理したまな板や包丁はすぐに熱湯消毒しましょう。(ノロウィルスは、アルコールでは殺菌できません!)
インフルエンザなどの風邪の予防が気になる季節ですが、ウィルス性食中毒の予防もお忘れなく。