商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2013年10月度 秋鮭

<2013年10月度検査状況 13年9月21日~13年10月20日>
残留農薬 残留放射線 微生物 食品添加物 外部委託 卵質 合計
新規
事前商品
18
20 680 20 0 0 738
既存
取扱商品他
28 87 344 9 3 143 614
合計 46 107 1024 29 3 143 1352
(昨年度1144件)

見学件数:0件 0名

 ★ 再検査・継続検査を要するものが、微生物検査で10品ありました。
   微生物検査・理化学(残留農薬・食品添加物・残留放射能)検査とも、商品回収・人体危害に
   かかわる不適合はありませんでした。 
 ★残留放射線検査:生鮮・一般食品を検査し、すべて検出せず(検出限界は20ベクレル/kg)でした。 
 ★卵質検査:1品品質バラツキが確認され、産地点検実施し製造管理の徹底を要請しました。


<2013年10月度商品相談受付状況>
主なお申し出状況(昨年度)
人体有症 2件(2件)
異物混入 88件(76件)
異味異臭 18件(26件)
他意見・質問など 310件(345件)
合計 418件 (449件)

★人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

●商品お問い合わせ紹介●

<お申し出内容>秋鮭
生協の秋鮭を焼いたら身が白っぽい。ふつう鮭の身は赤いのでは?

<検査室からのお答え>

 ご心配をおかけしました。鮭の種類には、紅鮭・秋鮭(白鮭)・銀鮭・キングサーモン・トラウトサーモンなどがあります。
 秋鮭は別名“白鮭”とも呼ばれ、他の紅鮭や銀鮭に比べ身の色が薄く、また味が淡白なことが特徴です。秋に出回る最も一般的な鮭で、9~12月に北海道から本州で漁獲されます。
 身が赤い“紅鮭”は、国内で流通する 物の多くが、カナダ ・ロシア・アラスカ産、国内では北海道の一部で極めて僅わずかな水揚げがありますが、国産物はたいへん希少で高価です。味はコクのある旨味とほんのりとした甘みがあり、身質や味の評価は相対的に紅鮭が一番高くなっています。


~アレルギー表示が一部変更になりました~

特定原材料に準ずるものとして、新たにカシューナッツ及びごまの2品目が追加され、2014年8月31日までに表示をすることになりました。

 アレルギー物質を含む食品に起因する健康危害を未然に防止するため、これまで特定原材料として7品目と特定原材料に準じるもの18品目が指定 されていましたが、あらたに特定原材料に準じるものとして、カシューナッツとごまが追加されました。

 表示については、実際のアレルギー発症数、重篤度等に差異があるため、法令で表示を義務付けるものと、通知で表示を奨励するものとに規定を分けることとなっています。

(1) 27品目の中でも特に重篤度・症例数の多い7品目の表示については法令で表示が義務付けられています。
(特定原材料:表示義務) 卵、乳、小麦、そば、落花生、えび、かに

(2) 27品目の中で、アレルギー疾患を引き起こすアレルギー物質を含むことが知られていますが、症例数が少ないか、あるいは、多くても重篤な例が少なく、現段階では科学的知見が必ずしも十分ではない20品目(ゼラチンを含む。)に関しては、特定原材料に準ずるものとして 通知により表示を行うことが奨励されています。

 
(表示奨励品)  
あわび、いか、いくら、さけ、さば、
オレンジ、キウイフルーツ、バナナ、もも、りんご
牛肉、鶏肉、豚肉、ゼラチン、くるみ、大豆、まつたけ、やまいも 、ごま、カシューナッツ

*「ごま」の範囲とはゴマ科ゴマ属に属するものとなります。
ごまを絞って作られるごま油や練りごま、すりごま、ごまペースト等の加工品も対象です。

◆表示義務のある7品目が使われているのかどうか心配な方は、パルコープHP
“商品情報検索”で実際の商品の包材に記載されている原材料とアレルギー特定原材料7品目について検索ができます。

《注意》商品の原材料や包装など変更される場合があります。

放射性物質による問題への取組みはこちら

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