食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。
残留農薬 | 微生物 | 食品添加物 | 外部委託 | 卵質 | 合計 | |
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新規事前商品 | 7 | 340 | 18 | 0 | 0 | 365 |
抜取商品 | 37 | 392 | 10 | 0 | 40 | 479 |
調査品他 | 0 | 71 | 1 | 2 | 10 | 84 |
合計 | 44 | 803 | 29 | 2 | 50 | 928 |
見学件数:0件0名
★6月度は928件の検査(昨年1125件)と商品の相談受付は457件(昨年454件)でした。
★微生物検査・理化学(残留農薬・食品添加物)検査とも、商品回収・人体危害にかかわる不適合はありませんでした。
★新規取扱事前検査で2品で再検査を要するものがあり、1品については再検査実施し、問題のないことを確認しました。1品については、再検査要請中です。
★腹痛下痢、スキントラブルなどでの、同一商品の複数発生はありませんでした。
<お申し出内容>
冷凍 えびピラフ
包材がパンパンに膨らんでいます。今までこのような事がなかったので気持ちが悪いです。腐敗しているのでしょうか。
<検査室からのお答え>
ご心配をおかけしました。調査(微生物検査・官能検査)の結果、現品の品質に問題はありませんでした。「袋がふくらんでいる」原因は、何らかの原因によって品温が上り、中の食品の表面に付いた細かい氷の粒が“昇華"(固体から気体への状態変化)したためと思われます。冷凍食品で昇華現象が起こると、氷よりも気体のほうが容積が大きいため、パッケージ袋が大きく膨張しパンパンになることがあります。この場合、中身には問題はございませんのでご安心ください。なお、工場内では包装状態の確認を徹底して行うよう、再度指導いたしました。
夏場は特に、冷凍食品の温度変化が起こりやすい季節です。お届け時に膨張が見られるようでしたら、担当者にお知らせください。また、お届け後は賞味期間内であっても、お早めにお召し上がりいただけますようにお願いします。
主なお申し出状況(昨年度) | |
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人体有症 | 6件(13件) |
異物混入 | 69件(52件) |
異味異臭 | 35件(34件) |
他意見・質問など | 347件(355件) |
合計 | 457件(454件) |
パルコープでは、6月下旬より枚方市にある商品検査室で、「放射能検査機器(ゲルマニウム半導体検出器)」による、残留放射能検査を始めました。
福島原発事故の影響により、食品の安全に不安を持たれている組合員さんもおられることから、安全安心の確保をすることを目的にしています。風評被害に同調せず、産地との合意確認をして、7月1回企画の商品から事前検査を行なっています。
大切なことは、不正確な数値に踊らされていたずらに不安がるのではなく、きちんとしたデータを基にして“冷静に怖がる"ことではないでしょうか。産地が安心して供給し、組合員さんが安心して消費できることで、引き続き、お互いの信頼関係も継続します。そのために検査を行なっていきたいと思います。
(商品検査室担当・松谷淳平)