商品検査室だより

食の安全の取り組みの一環として、ホームページに毎月の検査実績と商品相談の概要をお知らせいたします。
多くの組合員さんに、検査を中心とした安全推進活動の中身を知っていただき、商品相談状況など、生協の安全の取り組みについてご紹介いたします。

2010年2月度 ふっくらミニピザ

<2010年2月度検査状況 10年1月21日~10年2月20日>
残留農薬 微生物 食品添加物 外部委託 卵質 合計
新規事前商品 13 394 39 0 0 446
抜取商品 40 424 14 0 43 521
調査品他 21 169 1 0 0 191
合計 74 987 54 0 43 1158

見学件数:2件 22名

★微生物検査・理化学(残留農薬・食品添加物)検査とも、商品回収・人体危害にかかわる不適合はありませんでした。
◆微生物検査、食品添加物(保存料)検査:新規取扱事前検査で保存料検査1品、微生物検査2品で再検査を要するものがありました。各製造者へ改善・再検査を要請しています。

<2010年2月度商品相談受付状況>
主なお申し出状況(昨年度)
人体有症 7件(15件)
異物混入 55件(80件)
異味異臭 25件(61件)
他意見・質問など 343件(362件)
合計 430件(518件)

★人体危害(腹痛下痢、スキントラブルなど)での、複数発生商品はありませんでした。

●商品お問い合わせ紹介●

<お申し出内容>
【ふっくらミニピザ コーンピザ 3枚 】
お届け時に3枚のうち1枚を食べてどうもなかったのですが、開封後1週間ほどして残りの2枚を食べようとしたところ、マニュキュアのような臭いがした。今まで何回か買っているがこんなことは初めてです。

<調査内容>
 パルコープで同様のお申し出を2件受付ました。2件のお預かりした現品の微生物検査を行ったところ、加熱調理されているものは一般生菌数、カビ・酵母は問題ない状態でした。未加熱のものからは、酵母菌が多数確認されました。
  製造当日の状況について、製造記録等から製造工場を調査致しましたが、機械故障等トラブルの発生はありませんでした。
  現品は、脱酸素剤を使用し、袋の中の酸素を少ない状態に保つことにより、製品中の菌の増殖を抑え、品質を保持しています。
  一度開封されますと、冷蔵で保管されていても、製品中の菌が増殖する場合があります。
  この度は、開封されてから時間が経過していることから、保管されている間に製品中の菌(酵母)が増殖し、マニュキュアの様な匂いがする物質を産生したものと推測されます。(酵母菌には、増殖すると酢酸エチルなどをつくり、しばしば揮発性のシンナーのような臭いを発するものがあります。) 当該製品は袋の中の酸素を少ない状態に保つことにより、菌の増殖を抑制しています。
  当該製品の賞味期限は、未開封での期限となっており、一度開封すると冷蔵保管されていても製品中の菌が増殖する恐れがありますので、包材の表示にもあるように開封後はお早めに召し上がりください。


フライパンなどの調理器具を安全にお使いいただくために。

◆ご使用になる前には必ず商品についての注意書きをご確認ください。◆

フライパンなどの調理器具の洗浄時には鍋全体を水の中に漬けずに洗浄してください。種類によっては、取っ手やハンドルの下側に空気穴のあるものがあります。全体を水に漬けることで空気穴から水が浸入し内部のネジが腐食してハンドルの脱落などの原因になります。また、空気穴に異物等でふさがってしまうと内部に溜まった水が加熱時に蒸気化し火傷の原因となります。定期的に空気穴が空いているかご確認をお願いします。ご使用後の洗浄後はよく水を切ってから十分乾かすようにお願いします。

放射性物質による問題への取組みはこちら

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