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2020/03/10

離乳食・幼児食の知っておきたい大切なこと

食べることと心が育つこと

こんにちは。体調はいかがですか?
新型コロナウィルスの感染が広がりをみせ、不安な日々を過ごしておられると思います。政府からの要請で、学校の休校やイベントの自粛など、様々な影響がでています。赤ちゃんや子どものいる家庭ではなおさら心配ですよね。一日も早い終息を願います。一人一人ができることは、手洗い、うがいをこまめにすること、しっかり食べて睡眠をとり、免疫力をあげましょう。外出時はマスクをして、感染予防に努めましょう。

皆さんは、食べることが好きですか? 最近、食に興味がないと話される方に出会うことがあります。人は、食べたもので出来ています。食べることは生きていく上で、とても大切なことです。その食べることがが、心も育てることをご存じですか?
今回は、「食べること=心が育つ」ことについてお話ししたいと思います。

  • 皆さんは誰と食事をしている時が楽しいですか?家族?友達?
    子どもたちと食べる時間は、楽しいですか?
  • あなたにとって記憶に残る...パッと思い出す「食事の風景」はどのような風景ですか?
    子どものころでしょうか? 現在でしょうか? それは、家ですか? 屋外? キャンプ? 外食ですか?

思い出すのは楽しい食事の風景ですよね。心に残る食事の場面がたくさんあると嬉しくなりますね。赤ちゃんにも楽しい食事の時間を経験させてあげてほしいと思います。

「食べて、食べて」と何度も言われて、でもママやパパは食べてなくて...
赤ちゃんだって一人で食べるのは、つまらないよねぇ。一緒に食べてあげてほしいな。 3回食になるころには、一緒に食事をすることを考えてくださいね。

「もう少し食べてみる?」「手づかみできたね。」「上手に食べられたね。」
食事の時に、どんな言葉をかけてもらうと、心地が良いですか?
子どもと食べているとき、話しかけていますか? テレビをつけたままや、携帯やタブレットの動画を見せているとおとなしいので...と頼っていませんか? 人と関わって食べていけるような環境を整えましょう。

赤ちゃんにとって離乳食は、はじめましての連続。ママやパパも不安だと思いますが、赤ちゃんはもっと不安です。母乳やミルクと全く味も形状も違います。食べさせてくれる人、ママやパパがニコニコして、おいしいねぇなどと話しかけてくれると、うれしくて、安心して新しい食材や形状にチャレンジできます。
ママやパパとの信頼関係ができてきて、安心して食べることができます。

逆にママやパパが不安な顔をしていたり、怒ったような口調で話しかける、またはだましながら食べさせていると、赤ちゃんは、信用できなくて食べることが嫌になります。気をつけましょう。心が縮こまってしまいます。

赤ちゃんが育つときに大切なこと

離乳食は、ママやパパの「食べよう!」などの声を聴く・離乳食を見ておいしそう!と思う気持ち、ママやパパが食べているのを見る・離乳食の匂いを嗅ぐ・手づかみをする・食べて味わう。これらのことは、赤ちゃんの「五感」を育てます。五感が育つと「心」も育ちます。

生活リズムが整う

お腹が空く、食べたい気持ちが出る

一生懸命食べる! 美味しいと感じる

心が育ってくると、自ら食べたい!となり、 手づかみで食べようとします。
自ら食べようとするのは大切です。赤ちゃんが自ら手を出したときに、汚れるから...と止めていると、1歳ころに野菜のスティックなどを持たせても、口に運びません。手を伸ばすと怒られるしなぁと思っています。自分から手を出したときは、さわらせてあげましょう。
自分で選んで食べるのは楽しいなぁと食事を楽しめるようになり、食事を楽しみにするようになります。

1歳ころの集中力は、10分程度→長く座らせても嫌になるだけです。
無理に食べさせる→食べたくなくなる 食卓に着くのが嫌になる・・・決して無理やり食べさせないこと
心が落ち着かないと食べることに向き合えないことがあります。食事に興味がなくなり、食べなくなります。成長にも影響が出てしまいます。にっこり笑顔で接して安心した中で、離乳食の時間にしましょうね。心が育ち、食べることが楽しみになると、食べる量が増えてきます。胃腸の働きもよくなります。焦らず、ゆっくり付き合ってあげることも、時には大切です。親にとっても食事の時間が「楽しい時間」になりますように!

次回は「なぜ手づかみをさせるのか」についてお話する予定です。

~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~

河本かわもと かよ栄養士

河本 かよ

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