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2020/02/01

ママに贈る魔法のメッセージ

誰かのために

子育ては、今、完結するものではありません。
おもちゃを友達と一緒に使おうね、そろそろ片付けようね、ご飯の時間だからお家に帰ろうね、、、多くの呼びかけをしてもすぐに「はい!」という子どもは、なかなかいません。
子どもが大人になって、自分も家庭を持ち、子育てが始まってからやっと、お母さんが昔言っていたことの意味がわかるようになるのです。
昔の記憶や体験が、子どもたちの判断基準を作ります。
社会人になった時に、「誰かのために」役立つ商品を開発したり、「誰かのために」喜んでいただく商売をするようになったり、「誰かのために」助け合う気持ちで仕事を意欲的に「できるようになっていきます。
長い目で見るのが子育てです。


そんないつかの日のために、今、必要なことは、「誰かのために」ということを経験させてあげることです。

・お茶碗を並べる
・お掃除を手伝う
・洗濯物を一緒にたたむ

ちょっとしたことでいいのです。
お家の手伝いをする機会を作ってみましょう。
少しだけでもお手伝いができたら、思いっきり「ありがとう」と言って抱きしめてあげてください。


いただき物や、作ったおかずやお菓子を、子どもの手から相手に渡してもらうことも「誰かのために」という行動です。

・多めに作ったおかずやお菓子を実家へお裾分けする時に、子どもから渡してもらう
・いただいたお菓子を取り分ける時に、自分以外のお父さん、お母さん、兄弟から先に渡してもらう
・頂き物を、仏壇や神棚にまず供える

子どもたちに「すごいね」「ありがとう」「優しいね」「おじいちゃん、おばあちゃんが喜んでくれているね」などど、褒めてあげてください。


こんな些細なことの積み重ねは、人に喜んでもらうことは、嬉しいなという、子どもたちの心を育てます。子どもたちは大きくなった時に、「誰かのために」ということができるようになるのです。


長い目で、子育てを楽しんでいきましょう。

辻中つじなかくみやまとしぐさ伝承師範

辻中 公

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