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2019/06/20

子だくさんの整理収納術

片付けと家族関係

「片付けをしてもしても家族が散らかすんです。」「私ばっかり片付けているのですが、どうやったら家族が片付けてくれますか?」こんな質問をされることがあります。
これには、ざっと5つの問題点があるのではないかと思っています。


1つ目は「人の事より自分の事を」

夫がこうしてくれない、子どもがこうしてくれない、と、人の事ばかり気にしてしまう背景には「自分もできていない」があることも多いです。ですから、人の事より自分の事をしてみてください。自分で自分のものを片付けてどんどんスッキリしていき、生き生きしていると家族もやってみようかな、と思ってくれるかも知れません。


2つ目は「散らかっているものは人別に分ける」

リビングのような共有スペースに散らかっている「モノの持ち主」を明確にしてください。モノは持ち主が管理する、片付ける、責任を持つ、と言う習慣を是非つけてください。ちなみに、持ち主不明のモノは管理する人がいないと言うことで処分できます。


3つ目は「共有スペースのものは整頓のみにする」

誰かがいつも片付け役になると放っておいてもあの人がしてくれる、となってしまいます。整理、とは、いるものと要らないものをしっかりと分けて、必要なものだけを残す作業です。そして、整頓とは「見た目を整える」です。この違いを理解し、人別に分けて揃えて置く事だけをしてそのあとは持ち主が片付けるよう促しましょう。間違っても勝手に整理して勝手に不要と判断したものを捨てる、と言うことの無いようにして下さいね。


4つ目は「定位置のアナウンス」

意外と盲点なのが「モノを戻す場所が分からない」があると言うことです。特にお母さんだけが1人で片付けてしまったので何がどこにあるか分からなくなったと言うことはよくあります。ですから収納がきちんとできたら家族に何がどこにあるのかアナウンスしましょう。これで家族みんな、使うみんなが共有理解できます。


そして、1番大事なのが5番目の「怒らない」です。

片付かないものがあったら冷静に「あった場所に戻してくれるかな?」と声をかけてみて下さい。片付けなさい!は本来あるべき場所に戻らず、移動するだけで終わることがあります。モノがウロウロしてしまうと迷子になりやすくなります。使った人ならどこから出してきたか分かるはず。だから「あった場所に戻してね」できちんと片付くのです。


ついついガミガミ「片付けなさい!」と言ってしまい、むすっとした家族が知らん顔。そうならないコツをご紹介しました。そして、いつもいつでも片付けばかり言っていては窮屈です。1日の中で「晩御飯の前は一旦片付けよう」「寝る前にはみんなで片付けてスッキリして寝よう」など片付けの時間を作って家族で取り組めるといいですよ。

岩城いわき美穂みほ子だくさん整理収納アドバイザー

岩城 美穂

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