こんにちは。日々の子育てに心を尽くされている皆さまに、敬意と感謝の気持ちを込めてお届けします。
やまとしぐさ伝承学師範の辻中 公(つじなか くみ)です。
昔から日本では、姿勢はその人の「生き方」を表すとされてきました。立ち姿、歩き方、座り方ひとつに、心の在り方が映し出されます。
やまとしぐさでは、そうした所作の"型"を通して、生きる姿勢を整えるお稽古を伝えています。
今回のテーマは、「姿勢」です。
姿勢は、心の軸を整える
背筋をすっと伸ばして立つ。胸を開いて前を見る。たったそれだけで、人の印象も、気持ちの在りようも大きく変わります。猫背でうつむいていれば、自信も小さくなりがち。反対に、まっすぐに立つと、心までしゃんとするものです。姿勢が整うと、呼吸も深くなり、落ち着いた心が育まれます。
姿勢のしつけは、家庭での"型"づくりから
日々の暮らしの中で、「足をそろえて立とうね」「椅子に座ったら背中をつけずに座ってみようか」と声をかけてみてください。姿勢を正すことは、ただの身体の動きではなく、自分の内側を整えるトレーニングです。習いごとや学校に行くよりも前に、家庭の中で"立ち姿の美しさ"を伝えることができるのです。
歩き方は、生き方を映す
みなさんはどんな足取りで歩いていますか? 乱暴に歩くと、足音が響き、場の空気を乱すこともあります。かかとを強く打ちつけるような歩き方は、落ち着かない印象を与えます。やまとしぐさでは、足を「つま先から着地し、ふわりと後ろ足を離す」ように歩きます。
それは「場を乱さない」「響きを残さない」ための美しい配慮です。
姿勢がもたらす3つの力
1. 自信が生まれる姿勢が良いと、内側からエネルギーが湧いてきます。子どもが「できる!」という気持ちを持てるようになります。
2. 周囲からの信頼が高まる
所作の美しい子は、どこへ行っても好感を持たれます。先生や友達、地域の大人たちからも大切にされる存在になります。
3. 集中力が高まる
姿勢が整うと、呼吸も整い、頭も冴えます。学びに向かう姿勢も、自然と育っていきます。
姿勢は"一生もの"の財産
子どもの姿勢は、早ければ早いほど整いやすいものです。だからこそ、小さなうちから「まっすぐ立つ」「きちんと歩く」ことを、生活の中で丁寧に伝えていきましょう。「姿勢を正すこと」は、自分を大切にすること。それはやがて、他人をも大切にできる人へと育ててくれます。
今日から、まずはご家庭で、ご自身の姿勢を意識してみてください。親の美しい立ち姿を見て、子どもも自然と背筋を伸ばすようになります。
次回もどうぞお楽しみに!
心を込めて。
やまとしぐさ伝承学師範
辻中 公(つじなか くみ)



















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