落ち葉を集めたり、どんぐりを拾ったり。秋の終わりは、子どもが自然の変化をいちばん感じる季節。家に帰ってくると拾ってきた落ち葉、どんぐり、松ぼっくりなどを誇らしげに見せてくれたり、宝物だと言って更に集めだしたりもします。
時節柄も、芸術の秋は作品展があったり、寒くなると園などでも部屋遊びが増え、それに伴い家に集まってくる「子どもの作品」も激増します。
これらのものに頭を悩ませるおうちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

何もかも取っておくと家中がものに溢れてごちゃごちゃしてしまいますし、モノは1つあるとどんどん他のものが集まってきてしまいます。
そんな子どもの作品や集めてきたもの（宝物）を片付けるためのヒントとしてまず用意してほしいのは「子どもの作品コーナー」です。

幼稚園や保育園、学校から持ち帰った絵や工作を全部飾るとあふれてしまうので、「今月のベスト3」を一緒に選んで、場所を決めて飾るのがおすすめです。子どもも自分の作品が選ばれるとうれしくなりますし、"選ぶ力"も育ちます。
全てのものを飾ってほしがるお子さんもいらっしゃいます。その場合でも、「飾るのは３つまで」など決めて「週ごとに入れ替える」などルールを作って工夫してみてください。入れ替え方式だとそのタイミングで掃除をすることもできます。

私も５人の子どもを育ててきて、絵などは額に入れてインテリアとして季節ごとに入れ替える事をしてきました。そのたびにその作品にまつわるエピソードを思い出して、あたたかい気持ちになります。
また、子どもの作品を処分する時は、是非写真に残してみましょう。作品だけではなく、お子さんと一緒に写真に収めると、成長の過程もよく分かります。捨てる事に罪悪感を持ってしまう方にはお勧めの方法です。

片付けは「やらせる」よりも「一緒にやる」がコツ。
子どもが自分で考えて動けるように、選ぶ力が育まれるように、声かけしながら選ばせてみてください。
落ち葉や松ぼっくりなどの自然物はそれだけでも素敵なインテリアになります。子どもと一緒にどこにどう飾ったら素敵に見えるのか、相談しながら秋の夜長を楽しむのもいいですね。