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2025/09/10

離乳食・幼児食の知っておきたい大切なこと

離乳食を嫌がるとき

こんにちは。9月に入っても、あいかわらず暑いですね。夏の疲れが出てくる頃です。
気をつけてくださいね。3食きちんと食べて、体力をつけましょう。
少しずつ季節は進んでいて、朝晩過ごしやすくなってきます。

こんにちは。9月に入っても、あいかわらず暑いですね。夏の疲れが出てくる頃です。
気をつけてくださいね。3食きちんと食べて、体力をつけましょう。
少しずつ季節は進んでいて、朝晩過ごしやすくなってきます。
親子で散歩できるといいですね。外で遊べる機会が増えると、赤ちゃんも疲れて、夜ぐっすり眠れると思います。ママやパパも良い睡眠がとれると良いですね。

離乳食をスタートしたものの食べない、食べてくれないと悩んでおられるママやパパがたくさんいます。せっかくスタートしたのに食べてくれないと困りますよね...。
相談を受けているママやパパの声です。

すぐに飽きて遊ぶし、立ち上がってしまうんだよな~

すぐに飽きて遊ぶし、立ち上がってしまうんだよな~

口を開けないなど、嫌がって離乳食を食べさせるのに苦労していますという話をよく聞きます。
一生懸命食べさせようと努力されているなぁと思います。食べて欲しいですよね。

ちょっと待って! ママやパパの都合、タイミングで食べさせていませんか?
赤ちゃんの食べる様子をじっくり見ていますか?
とにかく食べて欲しくて、必死になっていませんか?
大丈夫です。焦らず、赤ちゃんの様子を見ながら進めていきましょう。

赤ちゃんの口は小さく、口腔内もそんなに広くありません。離乳食用の小さいスプーンでも、全部突っ込んでしまうと、食べ物が口の奥に入ってしまい、とても食べにくいです。口に入れるのは、スプーン半分くらいまでにして、唇を閉じてかじり取れるようにしましょう。上唇になすりつけるようにしないことが大切です。

赤ちゃんの食べにくい理由

口に入れる量が多い

たくさん入れると、口を閉じたときに出てきてしまう。また、食べ慣れない赤ちゃんにとって上あごと舌でつぶしにくい。えずいてしまう。

形状が合っていない

トロトロからスタート、中期、後期へと形状をステップアップしますが、赤ちゃんの月齢だけに合わせていると、お口の発達とズレていることも...。
硬すぎない? 柔らかすぎない? 細かくしすぎていない?

舌先に食べ物が乗るように食べさせていない

口の奥の方に入ると食べにくい。

初めての食材や料理は嫌がることが多い

少しずつ口に入れてあげましょう。

家族と一緒に食べていない

一回食のときは、タイミングが合わず一緒に食べることは難しいと思いますが、2回食、3回食に進んできたら、一緒に食べてみてください。とても嬉しそうに食べる量が増える赤ちゃんが多いですよ。

赤ちゃんの目の前に何も置いていない

全量じゃなくて良いので、必ず置いてあげましょう。赤ちゃんが触っているところから食べさせると、自分で食べることに繋がります。

お腹が空いていない

生活リズムを整える、前の授乳から2時間以上あける。

テーブルと椅子が合っていない

テーブルの高さは赤ちゃんのみぞおちくらいの高さ、赤ちゃんでも、足が届く様に座れると姿勢が安定するため食べやすい。食べるときの姿勢は大切!

中期以降、準備した離乳食は柔らかいおかゆのように、もぐもぐの回数が少なく食べられるものと、柔らかく茹でた人参の粗つぶしのようにしっかりもぐもぐして、上あごと舌で潰さないといけないものがあります。そのような内容に進んできたとき、例えば、おかゆを何口か食べたあとに、人参を口に入れると、おかゆのように食べようとして、潰さずに飲み込み、えずいてしまいます。口に入れる量を調節して、声をかけて、形状が違うことを伝えて食べさせることで、えずくことを防ぐことができます。

市販品は、色々な食材が同じような柔らかさになっていて、食べやすくなっています。家で作ると、同じように作っているつもりでも食材ごとに食感が変わります。 そのこと自体は、食べることが上手になるために大切なことなのですが、慣れない赤ちゃんには、食べにくいことも...。口に入れる量やとろみ加減を調節すると食べてくれますよ。ママやパパの作った離乳食も大好きです。

赤ちゃんが食べるのを嫌がったら、準備した離乳食が、今日の赤ちゃんに合ってなかったと考えましょう。味が嫌だと考える方もいますが、この時期、食べやすいかどうかも大切です。次は、もう少し柔らかくしてみる。柔らかいけど、大きめの形にしてみるなど工夫をしてみてください。

潰せなくて口から出てくる場合、今日の赤ちゃんには硬いので、もう少し柔らかくしてみる。またはフォークなどで粗く潰してみる。冷凍していた食材を解凍する場合、湯を加えて加熱すると、程よい硬さに仕上がります。離乳食の量によって湯の量は調節してくださいね。

月齢にとらわれず、赤ちゃんのお口がどのあたりまで育っているかな?と考えて、食材の柔らかさや形を用意しましょう。上手に食べられるようになったら、少しずつステップアップしてくださいね。長めに茹でると柔らかくなる野菜は、粗くつぶすだけでも食べられますが、葉物野菜は柔らかくても、片栗粉などでとろみをつけないと食べにくいので気をつけてください。また肉や魚も細かくしただけでは食べにくいので、とろみをつけるなどの工夫が必要です。
赤ちゃんは、日々成長。食べ方も上手になっていきます。また嫌がるのにも理由がありますので、見守ってあげてくださいね。

次回は、幼児食を嫌がるときについて、お話する予定です。

~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~

参考文献:
じょうずにたべる たべさせる―摂食機能の発達と援助  芽ばえ社
上手に食べるために―発達を理解した支援―

河本かわもと かよ栄養士

河本 かよ

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