秋の風が心地よく感じられる季節になると、夏の名残を片付けて、少しずつお家の中も衣替えしたくなりますね。この季節の変わり目は、子どもと一緒に片付けを始める絶好のチャンスです。

「片付け」と聞くと、子どもはどうしても面倒に感じがち。でも、大人が一人で黙々と片付けるよりも、「お手伝いしてくれる？」と声をかけて、一緒に楽しめる工夫をすることで、子どもも積極的に関わってくれます。

まずは「思い出話」をきっかけに。夏に使ったおもちゃや服を一緒に見ながら、「この帽子、海でかぶってたね」「この水鉄砲、水が出にくくなってたね」「このお洋服ずいぶん着たしちょっと小さいから来年は新しいの買おうか！」など話しながら、来年もまた使いたいのか、使えるのかを決めましょう。子どもにとっては思い出の整理にもなり、自分で物を手放す気持ちの準備もできるのです。

次に、クイズ形式で秋以降に使うものを子どもに質問しながら仕分けをするのもおすすめです。
「この引き出しに、もう使わないものが3つあるよ！探してくれる？」など声かけをして不要な夏物を片付けます。そして、秋以降に使うものを出しやすく、しまいやすい場所に移動させます。

片付け終わった後は必ず「ありがとう」「助かったよ」「スッキリしたね〜」と伝えてください。大げさなくらい喜んであげると、「また手伝いたい！」という気持ちにつながります。

夏物のグッズや雑貨と一緒にそろそろ秋冬物への衣替えが必要でしたらこの機会に一緒にやってみるのもオススメです。
子どもの成長は早いのでサイズアウトしている服や、長期保管する事でシミなどが浮き出てきている場合もありますので、早めにチェックしましょう。
秋は、新しい学期や季節のイベントも多く、気持ちも新たに過ごしたい時期。家の中がスッキリすると、家族みんなの心にもゆとりや新学期への意欲が生まれます。
夏休みの終わりのこの機会に、親子で一緒に片付けの習慣を育ててみませんか？