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2025/07/10

離乳食・幼児食の知っておきたい大切なこと

手づかみ食べについて

こんにちは。夏ですねぇ。毎日、ムシムシ暑い! みなさん、冷房をつけて、無理のないように過ごしてくださいね。
夏野菜は「食べる水分補給」と言われています。ビタミン、ミネラルも多く、食べて欲しい食材です!

こんにちは。夏ですねぇ。毎日、ムシムシ暑い! みなさん、冷房をつけて、無理のないように過ごしてくださいね。
夏野菜は「食べる水分補給」と言われています。ビタミン、ミネラルも多く、食べて欲しい食材です!

食事は、食べられていますか? 暑くて、大人でも食欲が落ちるとき、赤ちゃんや小さな子どもたちは、大人以上に気温など気候に左右されます。いつもより食べる量が減っていませんか? 気をつけて。
また、冷たいお茶などを飲む機会が増えますよね。食べるものも、そうめんや冷麺など、冷たくてさっぱりしたものになりがち。冷たいものばかり食べていると、胃腸が冷えて、働きが鈍くなってしまい、食欲不振となり夏バテに繋がります。
とても暑いときに、冷たいものを食べたり飲んだりするとスッキリしますが、摂り過ぎには要注意。ときには常温の飲み物を飲んだり、暑い夏こそ暖かい食べ物を食べて汗をかいてみませんか?

離乳食の初期から手を出す子もいれば、なかなか触れなくて、1歳頃でも嫌がる子はいます。感覚過敏で触るのをためらう子の場合、食べることでも課題があることがあります。 そのような様子が見られるときは、無理やり食べさせたり、持たせたりせずに、まず、ママやパパが食べているところを見せましょう。

ママやパパに聞きました
食事のときに、手づかみ食べをさせるのをためらう理由

食べさせた方が早い。食べさせた方が綺麗に食べられる。など

食べさせた方が早い。食べさせた方が綺麗に食べられる。など

たくさん心配することがありますね。気持ちわかります。どのタイミングで? どこまで食べさせれば良い? 簡単なようで、難しく感じられる「手づかみ食べ」
赤ちゃん用のお菓子だと、上手に持って食べますと教えてくださるのですが、「食事のときには...」「させないといけないとわかるんですけど...」「そのうち勝手に食べられるでしょ...」ママやパパが困る様子が伺えます。でも赤ちゃんは練習中。いっぱい練習させてね。
「手づかみ食べは、スプーンやフォークを使って食べられるようになるために、みんなが通る道。ぜひチャレンジを!」

離乳食を食べさせているとき、手を伸ばしますか? もし、ママやパパが持っている器やスプーンに興味を持って触りにきたら、思い切って触らせてあげてください。
一度好きなように触らせてみませんか?
「なんていうことを!」と思いましたか?
でもチャレンジしましょ! 赤ちゃんの目の前に、食事を並べてあげてくださいね。
どのような反応かな?

器の裏が気になっちゃう。スプーン持っているけど、手でも持つよ。など

器の裏が気になっちゃう。スプーン持っているけど、手でも持つよ。など

だんだん成長! 1歳頃には、手のひら全体を使った握り方から、指先を使った持ち方に変わる

だんだん成長! 1歳頃には、手のひら全体を使った握り方から、指先を使った持ち方に変わる

「自分で食べる」の第一歩は、手で触ってみることから。
危なくない範囲で、気長に見守りましょう。
赤ちゃんは、手を使って食べることで、たくさんの情報を手から仕入れています。

手づかみ食べ

〇 目と口と手の協調運動が育ち、食具を使うことに繋がります
〇 自分の手で食べようとがんばっていることを、側にいて、見守りましょう
〇 無理やりさせない。発達に合わせて赤ちゃんの「やりたい」気持ちを大切に

食べる意欲に繋がる「手づかみ食べ」最初から、上手に食べられるわけではなく、自由に触らせてみることからがお勧め。まだまだ介助が必要で、横からママやパパが食べさせます。お口に上手に運べるようになってきたら、半分くらいまでは、手を出さずに見守りましょう。自分でできることが嬉しくて、長く座ることもできるようになります。
長いと言っても10~15分くらいですが...。嫌がり始めたら「ごちそうさま」

赤ちゃん用お菓子を持っているときは、にこにこ顔のママやパパでも、食事の時間だとつい難しい顔をしていたり、急に大きな声が出ちゃったり... 赤ちゃんが食事に集中できないので気をつけてくださいね!怒られていると思って、食事のときに手が出なくなる赤ちゃんもいるので、気をつけましょう。

手づかみ食べの話をすると、持てるものを用意しないといけないと思ってくださるのですが、私は、触っても持てないお茶やお水、触るとねちょねちょするおかゆやご飯、ぎゅっとにぎると潰れてしまう豆腐など、色々な物を触ることが、赤ちゃんの感覚を育てていくと感じています。ぜひ、赤ちゃんにたくさんの体験をさせてあげてくださいね。

次回は、離乳食にたんぱく質食材を取り入れられていますか?についてお話する予定です。

~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~

参考文献:
上手に食べるために 発達を理解した支援  医歯薬出版株式会社
赤ちゃんが自分で食べていくためのサポートガイド 摂食機能発達のための口・手・こころの育て方  医歯薬出版株式会社

河本かわもと かよ栄養士

河本 かよ

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