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2025/06/10

離乳食・幼児食の知っておきたい大切なこと

食べるためのお口の成長について

こんにちは。暑くなってきましたね!
これから汗をたくさんかく機会が増え、水分補給が大切な時期になります。お茶やお水が苦手な子もいるかもしれませんが、喉が渇いたときはお茶やお水が一番。味に慣れることからスタート。熱い夏が来る頃には、お茶やお水がしっかり飲めると良いですね。
発熱など体調不良で食事が摂れないときや、下痢をしているときには、赤ちゃん用のイオン水の利用が良いのですが、元気なときの水分補給はお茶やお水で!
梅雨がやってきて、ジメジメっとして蒸し暑い日もあると思います。調節のしやすい服装で、少しでも快適に過ごせると良いですね!

こんにちは。暑くなってきましたね!
これから汗をたくさんかく機会が増え、水分補給が大切な時期になります。お茶やお水が苦手な子もいるかもしれませんが、喉が渇いたときはお茶やお水が一番。味に慣れることからスタート。熱い夏が来る頃には、お茶やお水がしっかり飲めると良いですね。
発熱など体調不良で食事が摂れないときや、下痢をしているときには、赤ちゃん用のイオン水の利用が良いのですが、元気なときの水分補給はお茶やお水で!
梅雨がやってきて、ジメジメっとして蒸し暑い日もあると思います。調節のしやすい服装で、少しでも快適に過ごせると良いですね!

「離乳食を上手に食べられるようになりましたか?」と聞かれたことありませんか?
上手に食べるってどういうことかな?「うちの子、喜んで食べていると思う、大きい口を開けてくれるし...」
喜んで、お口を大きくあけてパクっと食べてくれると嬉しいですよね。離乳食初期の頃から食べさせ方、食材の形状、やわらかさに気をつけて準備することで、赤ちゃんは上手に食べられるように成長していきます。

上手に食べられる とは...
離乳食初期に唇で食べ物を取り込み、口を閉じてごっくんと飲み込む→中期に上あごと舌でつぶす→後期に歯ぐきで噛む練習をする。
離乳食の完了期まで、時間をかけて学びます。焦らず、ゆっくり付き合ってね。

乳児嚥下...
口を開けたまま、哺乳反射(原始反射)によって乳首をくわえて母乳を飲むこと。生後5~6か月になると哺乳反射が消え、乳児嚥下ではなくなってきます。

成人嚥下...
唇とあごを閉じ、舌先を上あごの前の方に押し付けて飲み込むこと。

5~6か月、哺乳反射が消えてくる頃が離乳食スタートのタイミング!

体調の良いときを見計らってスタートしましょう。
最初から上手に食べる子はいないよ。
味にも、食感にも、スプーンにも慣れていないので、嫌そうな顔をします。
そのときに、ママやパパも不安そうに顔をしていると、赤ちゃんは、もっともっと不安で泣いたりして、食べることを拒否することも。笑顔で安心させてあげてね。だんだん慣れていきます。

準備するスプーンは、赤ちゃんの口の幅より小さくて、ボウル(丸い部分)が浅めのもの

準備するスプーンは、赤ちゃんの口の幅より小さくて、ボウル(丸い部分)が浅めのもの

離乳食初期

唇でかじり取り、口を閉じてごっくんと飲み込む練習
柔らかく煮たものを、なめらかにすりつぶす

最初はスプーンの先の方に少しおかゆをすくって、お口を開けたらスプーンを下唇にちょんとのせて、口を閉じるのを待って、まっすぐに引き抜きます。最初はうまく口を閉じることができませんが、待ってあげてくださいね。だんだん口を閉じて、食べ物をかじり取れるようになってきます。

離乳食中期

上あごと舌でつぶして食べる練習・舌は上下に動くようになります。柔らかく煮て、細かくする そのままだと口の中でバラけてしまって食べにくいので、水溶きかたくり粉でとろみをつけましょう。

形状が変わった時は、スプーンにすくう量は、少量(スプーン1/3~1/4、米粒だと2~3粒)で、舌先にのるように気をつけてあげましょう。慣れない時にたくさん入れると、口の奥に流れ込み、むせる原因になります。慣れてきたらすくいとる量を増やします。食べさせ方は、初期の時と同じで、口を閉じてからスプーンは、まっすぐに引き抜きます。かじり取りが上手になってくると、自然と舌先に食べ物がのり、上あごの前の方に食べ物が当たる形になります。ここは、食べ物のかたさや大きさなどを感じるセンサーの役目をする場所です。これはつぶせるかな?噛まないと食べられないかな?などと素早く判断して食べられるようになります。
口を閉じて、上あごに食べ物を押し当てて潰しながら食べる練習をするこの時期、とても大切です。慌てて次々と口に運んでいると、丸飲みしやすくなるので注意が必要です。

中期と後期では食材の大きさが違います。
後期は手づかみのことも考えて、大きく切った食材も準備しましょう。

離乳食後期

歯ぐきを使って噛んで食べるようになります。柔らかく煮た食材を大きめに準備しましょう。サイコロ状も良いですが、薄めの拍子切りだと歯ぐきにのりやすく噛む練習がしやすいですよ。葉物野菜はまだまだ食べにくいので、細かく切ってとろみをつけましょう。

歯ぐきの方へ食べ物を移動させて噛んで食べようとします。そうすることで舌が左右にも動くようになります。自分で食べる練習も始まります。口の動きと手の動きの協調運動が下手なため、指で押し込み、たくさん入れてしまったりしますが、危なくない範囲でやらせてあげます。たくさん経験することで上手に食べられるようになりますよ。

お口を閉じて、もぐもぐ、カミカミしながら食べられるようになってくると「上手に食べられるようになってきたね」と声をかけています。もちろん離乳食の中身や量も大切ですが、上手に食べることができる口が育ってこないと、せっかくの栄養満点の離乳食を食べることができません。焦らずに進めていきましょう! もぐもぐしているかな?
様子を見てあげてくださいね。

次回は、手づかみ食べについてお話する予定です。

~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~

参考文献:
上手に食べるために 発達を理解した支援  医歯薬出版株式会社
赤ちゃんが自分で食べていくためのサポートガイド 摂食機能発達のための口・手・こころの育て方  医歯薬出版株式会社

河本かわもと かよ栄養士

河本 かよ

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