進学の時期になりました。子どもの成長とともに持ち物は変わっていきます。
とくに保育園や幼稚園に入園したり、小学校に上がったりする場合はガラッと変わります。新学期を心新たにスタートするために、子どもの持ち物の整理をしてみましょう。

子どもが片付けを出来るようになるのは２歳前後です。私はずっと昔に保育園勤務の経験がありますが、当時担任していた1歳児クラスでもお片付けをしていました。お片付けの歌を歌い、おもちゃ箱を用意すると、どの子も我先にとおもちゃを箱にポイポイ入れていました。小さいうちからこの基礎があると、片付けがしやすくなります。

そして、春のような節目の時期には、大きなアクションを起こすほうが気持ちも切り替わります。
子ども部屋がある場合でも、子どものスペースを作る場合でも、どこから子ども自身が管理していくかを親子で話し合い、手順やルールを作ってあげると良いでしょう。片付けの最初の基本「不要なものを手放す」というアクションでは、いるかいらないかを聞くのはNG。人は本能的に失うことはマイナスと考えるので、全部「いる」となります。
ですから、ちょっぴり大きくなった、お兄ちゃんになった、お姉さんになった、そんなあなたにこれはふさわしいのか？ 使いやすいのか？ 持っていて気持ちが上がるのか？ 本当に使うのか？
などを子ども自身に判断させて持ち物の整理をしていくことをお勧めします。
いるものだけになったら、これをどう収納すると使いやすいか、子どもの身長、目線の高さ、力の強さ、帰ってきてからの動線など考えて、しまいやすい収納を考えます。
それでも片付かない場合は、ここまでのやり方の何処かで躓いているということです。ものが多すぎてキャパオーバーではないか？ しまいやすい収納や、片付けやすい動線になっているか。

1度決めたシステムはずっとそのままではなく、常に暮らしに合わせてアップデートしていくことをお勧めします。
片付かなくなってきたというときには、その都度見直すことでより暮らしやすくなります。