こんにちは。
寒い日が続いていますが、元気に過ごしていますか? 晴れた日には、思い切って散歩に行ってくださいね。元気に過ごすためには、短い時間でも良いので、太陽の日差しを浴びることが大切と言われています。寒さ対策をして、いってらっしゃい!
離乳食って?
みなさんが持つ離乳食のイメージってどんなものですか?
乳幼児健診等で出会うママやパパと話していると、「離乳食について不安がある」と話される方がとても多いので、今回は離乳食の意味についてお話したいと思います。
みなさんの漠然とした不安が、少しでも減るといいなぁと思っています。
離乳食は、母乳やミルクで育つ赤ちゃんが、家族と同じ食事が摂れるようになるための練習期間だと考えましょう。焦らず、ゆっくり、でも適切な時期にスタートしてくださいね。
適切なスタートのタイミングは?
生後5~6か月頃、体調や機嫌の良いとき。首がすわり、支えると座れるようになったら...と言われています。5か月になったら、すぐに始めるのもよし。ただし、赤ちゃんの体調がすぐれないときは、元気になるまで待ちましょう。
小児科の先生から、開始時期をずらすように言われている場合は、指示に従ってくださいね。
どうやって作るの?
初期
柔らかく煮て、なめらかになるようにつぶしましょう
すり鉢ですりつぶす・裏ごし・ブレンダーなどでつぶす
初めて食べるときは、できるだけなめらかに!
ヨーグルトやポタージュスープのようなとろみのイメージです
お口を閉じて、ごっくんと飲み込めるもの
中期

柔らかく煮て、粗くつぶす
お皿の中で、フォークを利用してつぶしてもよい
絹ごし豆腐くらいの柔らかさのイメージです
上あごと舌でつぶせるもの

後期
細かく刻み、丸める
柔らかいが今までより大きくする
サイコロ状より、薄めの短冊切りの方が食べやすいこともある
口の中でバラけてしまうものは食べにくいので、とろみをつける
歯ぐきでかみかみできるもの
刻む→混ぜる→成形→焼く (後期の離乳食にぴったり)
刻む→混ぜる→成形→焼く (後期の離乳食にぴったり)
おかゆの炊き方・・・炊飯器の利用・鍋を使い、湯煎で炊く
おかゆの炊き方・・・炊飯器の利用・鍋を使い、湯煎で炊く
食べてくれるのか?

母乳やミルクだけだった赤ちゃん。全く味の違う、スプーンにも慣れていない状況です。最初はとても嫌がると思っていてくださいね。
もちろん初めてのときからスムーズに食べる赤ちゃんもいます。なかなか慣れてくれない赤ちゃんもいますが、目の前にいる赤ちゃんのペースで進めましょう。
ママやパパは、笑顔でね!
離乳食をスタートするまでに、生活リズムを整えておきましょう。
離乳食タイムを決めたら、毎日同じ時間に。まず離乳食を食べさせたら、すぐに授乳。
スプーンの大きさが合っていないと食べにくいので嫌がります。どんなスプーンを使っていますか?
どのように進めるか?
形状は、「トロトロ」から「つぶつぶ」そして「コロコロ」へ
食べさせるとき、スプーンを赤ちゃんの下唇のところにもっていき、口を閉じたらまっすぐに引き抜きます。口を閉じてごっくんと飲み込めるように、初期は様子を見てあげます。形状が変わったときは、口に入れる量を少量にして様子をみます。
丸飲みしていないか、お口を閉じて「もぐもぐ」できているか、よく見てあげてね。

→お口の機能が育つ
回数は1回・2回・3回と進む。3回になる頃は、食後の授乳がいらなくなる赤ちゃんもいます。

食べられる食材が増えるように、使ったことのない食材を適切なタイミングで利用してほしいと思います。最初は食べる量が増えなくても大丈夫。母乳やミルクから栄養を摂れているので、量も大切ですが、食べたことのある食材を増やすことや、月齢に応じた回数、離乳食を食べられるようにチャレンジしてくださいね。よく動くようになってくるとお腹も空くので、食べる量はだんだん増えていきます。
「離乳食」について、きちんと進めてほしいと思いますが、あまり難しく考えすぎないようにしてくださいね。5か月頃になって、しっかりしてきた!ママやパパが何か食べていたら、じーっと見て、興味を示している。何より元気にしているなと思ったときが、スタートのタイミングです。離乳食の時期を一緒に楽しんもらえたら嬉しいです!

次回は、「幼児食」についてお話する予定です。
~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~
参考文献:
あわてず、ゆっくり離乳食 芽ばえ社