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2024/09/20

子だくさんの整理収納術

ものを増やす前に考えること

片付けに有効なアクションとして「ものを減らす」「不要なものを手放す」が挙げられますが、減らしてもまた手に入れていては、スッキリした暮らしはなかなか手に入りません。
いろいろなお宅の片付けをお手伝いさせて頂きますが、「いつの間にかモノが増える」という言葉をよく聞きます。
でも、モノが勝手にやって来ることはありません。その家の住人がものを入れてしまっている、そして、出せていない事が原因なのです。
そこで、今回はものを減らすのと同じ、またはそれ以上の効果がある考え方をご紹介します。

それは、「むやみにものを家の中へ迎え入れない」ということです。「それは最後まで使い切れるか」「それを処分するのは簡単か」を具体的に考えてみること。
例えば、たくさん買いだめしすぎた洗剤は、飽きずに使い切れますか?
次々に新商品が出て、新しいものを早く試したいと思うと、多めに使って早くなくそうとしてしまうことはないですか?
ストックがたくさんあると、使い方が雑になるというデータがあります。
また、珍しいからと興味本位で買ったスパイスも、賞味期限内に使い切れますか? 使いきれなかった時の処分方法は簡単でしょうか?
中身を出して、洗って、分別して、と幾重にもアクションが重なると、ついついまたいつかやろう、時間がある時にやろう、と後回しにしがちです。

家具はどうでしょうか。大型ゴミの捨て方は面倒ではないですか? 捨てるのに予約が必要だったり、チケットを買いに行かないといけなかったり、地域によっても手続きは様々です。捨てるのにも気力や労力、お金がかかることも多いです。

手放そうと思った時にすぐに手放すためには「面倒ではない」事がとても重要なのです。
電池が入っているおもちゃは捨てる時にネジを外して、電池を出して、分別して、となってしまいますが、木でできたおもちゃだとその必要もありません。
買う前、もらう前にこうした「出口戦略」を考えると、ものを家にいれる前にストップがかけられます。
そして、捨てるのがラクになると家事もラクになります。

手にした時に、捨て方はどうするのか、最後まで気持ちよく使い切れるか、を考えてみてください。入ってこなければ出す必要もありません。

岩城いわき美穂みほ子だくさん整理収納アドバイザー

岩城 美穂

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