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2024/08/09

離乳食・幼児食の知っておきたい大切なこと

食物アレルギーについて

こんにちは! 「毎日暑いですね」ついこんな言葉が出てしまうくらい、本当に毎日暑い!
みなさん夏バテしていませんか? 食欲ありますか? 夜はぐっすり眠れていますか?
体がだるい、頭が痛いときは熱中症かも。発熱がある場合や症状が長く続くときは、他の病気の可能性もあるので、無理をせず、ゆっくり休んでくださいね。場合によっては受診しましょう。赤ちゃんや小さな子どもは、自分の症状をうまく伝えられないので、しっかり様子をみてあげてください。

こんにちは! 「毎日暑いですね」ついこんな言葉が出てしまうくらい、本当に毎日暑い!
みなさん夏バテしていませんか? 食欲ありますか? 夜はぐっすり眠れていますか?
体がだるい、頭が痛いときは熱中症かも。発熱がある場合や症状が長く続くときは、他の病気の可能性もあるので、無理をせず、ゆっくり休んでくださいね。場合によっては受診しましょう。赤ちゃんや小さな子どもは、自分の症状をうまく伝えられないので、しっかり様子をみてあげてください。

水遊びが楽しいときです。暑さ対策をして、危なくないよう見守りつつ楽しんでくださいね。

アレルギーがあって不安、アレルギーかどうかわからなくて不安、と話される方が増えているように感じます。今回はアレルギーの表示についてお話します。

食物アレルギーとは?

食べたり、ふれたり、吸い込んだりした食べ物に対して、身体が食物に含まれるたんぱく質等を異物として認識し、自分の体を過剰に防衛することで不利益な症状を起こすこと(免疫の過剰反応のこと)を食物アレルギーと呼びます。

食物アレルギーの主な症状

皮膚、粘膜症状

皮膚・・かゆみ、じんましん、むくみ、赤くなる、湿疹
目・・充血、目のまわりのかゆみ、むくみ、涙目
口腔咽頭・・口腔、唇、舌の違和感やはれ、のどがしめつけられる感じ のどのかゆみ、イガイガ感

呼吸器症状

くしゃみ、鼻づまり、鼻水、せき、呼吸困難

消化器症状

下痢、気持ち悪い、吐き気、嘔吐、血便

全身症状

アナフィラキシー・・多臓器にわたる症状
アナフィラキシーショック・・ぐったりする、意識障害、血圧低下

食物アレルギーは、特定の人が、特定の食物で発症。全ての人に発症する可能性のある毒物(ふぐ毒など)や、食中毒による反応と区別されています。また免疫学的機序を介さない反応の「食物不耐症」とも区別されます。

「卵黄を初めて与えたら、赤くなった!」などがあると不安になりますよね。自己判断で除去するのではなく、必ず医師の診察を受けてくださいね。除去をする場合はそれからです。

食物アレルギー 特定原材料

特定原材料等の名称 理由 表示
特定原材料
(8品目)
えび・かに・くるみ・小麦・そば・卵・乳・落花生(ピーナッツ) 特に発症数、重篤度から勘案して表示する必要性の高いもの 義務
特定原材料に準ずるもの
(20品目)
アーモンド・あわび・いか・いくら・オレンジ・カシューナッツ・キウイフルーツ・牛肉・ごま・さけ・さば・大豆・鶏肉・バナナ・豚肉・マカダミアナッツ・もも・やまいも・りんご・ゼラチン

令和6年3月に特定原材料に準ずるものの中のまつたけが削除され、マカダミアナッツが追加されました

症例数や重篤な症状を呈する者の数が継続して相当数みられるが、特定原材料に比べると少ないもの 推奨
(任意)

↑上の表は横スクロールでご覧いただけます

加工食品の表示の方法

アレルゲンの表示は、原則、個別表示。例外として、一括表示も可。

・個別表示
 個々の原材料の直後にそれぞれに含まれる特定原材料を表示する。
 喫食可能な食品を選択する際に確実に情報を得ることができる。

・一括表示
 表示可能面積の都合等により個別表示がなじまない場合に、当該食品に含まれる全ての特定原材料等をまとめて表示する。短時間で確認できる。

加工食品の表示の見方

  代替え表記
表記方法や言葉は違うが、
特定原材料と同一と理解できる表記
(下記に掲載されているものに限定)
拡大表記
特定原材料等または代替え表記を含むことにより、
特定原材料等を使った食品であることが理解できる表記(例示)
えび 海老  エビ えび天ぷら  サクラエビ
かに 蟹  カニ 上海がに  カニシューマイ  マツバガニ
くるみ クルミ くるみパン くるみケーキ
小麦 こむぎ  コムギ 小麦粉   こむぎ胚芽
そば ソバ そばがき  そば粉
玉子  たまご  タマゴ  エッグ  鶏卵  あひる卵  うずら卵 厚焼玉子  ハムエッグ
ミルク  バター  バターオイル  チーズ  アイスクリーム アイスミルク  ガーリックバター  プロセスチーズ  牛乳  生乳 濃縮乳 乳糖 加糖れん乳  乳たんぱく  調製粉乳
落花生 ピーナッツ ピーナッツバター  ピーナッツクリーム

↑上の表は横スクロールでご覧いただけます

食物アレルギーがあると診断された場合、離乳食はどのように進めるのかな? 食べられるようになるのかな?と心配ですよね。乳児期に発症する多くは、鶏卵、牛乳、小麦、大豆のアレルギーです。3歳頃までに50%、6歳までに80~90%が食べられるようになると言われています。怖がらずに、正しい知識をもって対応しましょう。

離乳食は、医師から遅らせるようにと指示がない限り、5か月からスタートできます。 体調が悪いときは、体調の回復を待ってスタートします。
アレルギーの原因となる食材(アレルゲン)を使用せず、それ以外の食材を使います。離乳食は一品ずつ進めていくので、除去の必要のない赤ちゃんと同じペースで進めることが可能です。1歳、完了期になる頃、アレルギーの原因物質以外で多くの種類の食材を食べられるようになることを目標にしましょう。

食物アレルギーのない兄弟がいる場合、間違えて赤ちゃんが原因物質を口にしないように注意が必要です。自分で手づかみ食べをするようになり、他の兄弟の物を欲しがって取りに行ってしまうような時期は事故が起こらないように、一時的に家族みんなで除去をすることが、安全に食べるために必要な場合があります。少しずつ食べられるようになってきたら、家族や兄弟の除去は必要なくなります。アレルギーを持っている子が食べる場合は、しっかり加熱できているか、この量なら大丈夫か必ず確認してくださいね。

アレルギーがあっても、それ以外の食材で安全に、そしておいしく、楽しく家族と一緒に食べて欲しいなと思います!

次回は、アレルギーの除去のポイントについてお話する予定です。

~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~

参考文献:
乳幼児の食物アレルギー  診断と治療社
よくわかる食物アレルギー対応ガイドブック 2021改訂版  独立行政法人環境再生保全機構
加工食品の食物アレルギー表示ハンドブック  消費者庁
知って安心 園で役立つ 食物アレルギーガイドブック  株式会社メイト

河本かわもと かよ栄養士

河本 かよ

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