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こんにちは。暑い日が増えてきました。寒暖差も大きく、体がバテバテ...
みなさんは大丈夫ですか? 軽く汗をかくくらい子どもと遊びながら、暑さに慣れてくださいね。赤ちゃんや子どもたちも服装で調節しながら、暑さに慣れていけると良いですね。

みなさん、「おやつ」はどうしていますか? どのように考えていますか?
絶対必要? ないと困る? どっちでも良い? 別になくても良い?
今回は赤ちゃんや子どもにとっての「おやつ」についてお話します。

間食を取り入れるタイミング

・朝食・昼食・夕食の一日3回食事を食べるようになり、食事の間隔が5~6時間空くようになってきたとき
・母乳やミルクをほとんど飲まなくなり、食事が中心になってきたとき
※元気に過ごすため、プラス成長するための栄養が必要な赤ちゃんや子どもは、一日3回の食事で十分な栄養が摂れないため、一日に1~2回の間食を取り入れる

離乳食の時期の赤ちゃんの食事のリズム

5~6か月

離乳食+母乳かミルク 1回
母乳かミルク 5~6回

7~8か月

離乳食+母乳かミルク 2回
母乳かミルク 4~5回

9~11か月

離乳食+母乳かミルク 3回
母乳かミルク 2~3回

12か月~18か月

食事3回
母乳かミルク、または間食 1~2回

離乳食の時期の赤ちゃんにおやつの時間は必要ありません。
7か月頃より食べることができる、赤ちゃん用のお菓子を与えている場合、母乳やミルクを飲む量が減っていないか確認してください。
赤ちゃん用のイオン飲料も同じです。哺乳量に影響しない範囲で。

水分補給は、お茶か水が基本です。赤ちゃんは、味に慣れていないので、嫌がりますが、一日に何度か飲んでみることで、慣れていきます。お昼寝のあと、お風呂あがり、いっぱい汗をかいて遊んでいるときなど、少しずつで良いので与えてみてね。きっと上手に飲めるようになるよ~!

幼児の間食

体格は? 大きめさん? 小さめさん? 食欲はどのくらい? たくさん食べるのかな?
成長の盛んな時期な事と、消化吸収機能が未熟なため、3回の食事では栄養が不足します。個人差が大きい時ですが、食事に影響しないだろうと言われている間食の量です。
中身は食事の一部になるようなものだと嬉しいですね。

1~2歳

100~150kcal/日

3~5歳

約200kcal/日

この時のカロリーには、ジュースや牛乳などの飲み物のエネルギーも含みます。

どれもおいしそう!どれもおいしそう!

間食の注意点

・食事の時間から2~3時間空けること
・食事で不足しやすい牛乳・乳製品や野菜、果物を取り入れるとよい
・最近、食後に果物を食べている子が増えています。その場合、一日の果物の摂取量が多くなってしまうため、間食には使わないようにするか、食後の果物を減らす、または無しにする
・ごはんの量が少ない、全体の量が少なくてエネルギーが不足しやすい子の場合、おにぎり、パンケーキ、焼き芋など
・食べる時間・量は、ママやパパが決める
・食べもので子どもをコントロールしない
・おやつは、欲しいだけ、好きなだけ与えるのではなく、時間や量を決めることで我慢することを覚える。ママやパパと一緒に食べる楽しみになると良いですね!
・お菓子の栄養は、主に、糖質と脂質のため、たんぱく質、ビタミン、ミネラルが足りなくなる。お菓子に偏らず、ヨーグルトなどを食べることで、不足しがちな栄養を摂れる
・甘い飲み物と甘いお菓子の組み合わせ×
・果汁100%ジュース・炭酸飲料・スポーツドリンク・・どれも糖分多いので、飲む場合は、量に気をつけてね!
・エネルギー0やカロリーオフ表示の飲み物は、人工甘味料が使われているため、たくさん飲むとお腹が緩くなる子がいるので注意が必要。また、その時に摂るエネルギーは、0または少しかもしれませんが、甘く口当たりが良く、甘味を感じる飲み物や食べ物を好むようになるので、人工甘味料を使っている飲み物は、大人には良くても、赤ちゃんや子どもには不向き

おやつは、楽しみですが、たくさん食べたり、だらだら食べる習慣がついてしまうと母乳やミルクを飲む量、食事の量が減ってしまいます。そうすると、成長に必要な栄養が摂れず、体重が増えにくくなる場合があります。時間と量を決めて、親子で楽しいおやつの時間を過ごしてほしいなぁと思います。

次回は、生活リズムと食べることについて、お話する予定です。

~食べることが好きな子になる魔法は、家族の笑顔と「おいしいね!」~

参考文献:
よくわかる小児栄養  ミネルヴァ書房
子どもの食と栄養  医歯薬出版株式会社
はじめてママ&パパの子どもの栄養  主婦の友社

河本かわもと かよ栄養士

河本 かよ

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